「汝自身を知れ」と言うソクラテスは神学者かもしれない。

彼のWikiです。

「汝自身を知れ」

ソクラテスのことをよく知らない人でも
この言葉を知っている人は多いと思う。
私もそうです。

彼は「人の内部には不滅の魂があり、その魂は神である」
ということを知っていたのではないかと思っている。

なぜなら彼は癲癇持ちだったらしいからである。
突然意識を失ってしまうという病気である癲癇は、
どうしても「死と何か」という問いに
真摯に向き合うようにさせるものだ。
しかも彼は哲学者であり、
世界の神秘を探求したいという
野心はあったはずです。

※ちなみに古代時代においては無神論はない。
現代のような科学がないから、
すべての疑問を神に起因させて終結させたから。

1:「汝自身を知れ」
2:「汝の魂を知れ」
3:「魂とは何かを知れ」
4:「すべての人には、魂が在るということを知れ」
5:「魂から発せられるメッセージを聞け」

1と2は同じこと。

3、彼は魂は不滅であるということを確信していた。
なぜなら死ぬことに
何の恐れも戸惑いも感じていないようだったから。
善く生きることを
常に自身に課していたことからも分かるように、
真理と共にいつでも死ねる覚悟があったと思われます。

4、法律を守ることに順守し毒杯を飲んだことから、
彼は人の知恵が作り出した法律を
敬愛していたことが分かる。
彼は知を愛するソフィストであり、
人をこよなく愛した哲人だったと思います。
その根底にはすべての人は魂を有するという
思想があったのではないかと考えられます。

5、魂の声が無ければ
私たちはどんな頭脳をもってしても
知恵に至ることはできない。
彼の同時代のソフィストの中で
どれほどその声に耳を傾けている者があったか。
頭脳による知識だけでは逆に真理を欺く。
彼のお説教じみたトークは
知識人から反発を招いて、
ついには死刑判決を…

もしソクラテスが私が考える上記のような人ならば
彼はイエス・キリストのよき先輩である。
つまり神学者である。

(以上は文献を読んでいない私の妄想になります。専門家の方、突っ込まないでね)

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