死なんてない。ただ自分だけが死んでいくだけ。

この世に死というものはない。
今日の飯と昨日の続きが繰り返されるだけだ。
飽きもせずに。

生命の危機が自覚と共に立ち上ってくる時、
『死』という無の戦慄が、我を実存へと追い込める。

命の終わりなんて
虚飾で逸脱という忘却の中で
どこかへ消し去られるんだ。

あいかわらず人は糞して寝る。

笑って泣いて苦しんで
「そのうちなんかいいことあるさ」

忘却こそ人類の薬かもしれないね。

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