依存マインドの人間は、拠り所を無くすと生きる活力が湧いてこない。

佐々木浩一さんのアメブロ
http://ameblo.jp/sasaking-koichi/

(以下メルマガの抜粋)

佐々木様。

14日間プログラムでもお世話になりました。
いまでは、毎日メルマガを読み
毎日一番いい自分でいようという思いから、

佐々木さんの話しを聞いて、
自分に取り込んだりしています。

わたしは、アメリカに来て9年、
主人と結婚して10年になります。

(佐々木さんと同じですね。)
全くアメリカにも、英語にも興味もなかった人間でも、
突然今の主人と出会い、お互いの両親の愛情に包まれ、
いまでは3人の子どもに恵まれました。

そんな素晴らしい家族に恵まれた
私たち夫婦のあり方ですが、問題だらけで、
佐々木さんに教えて頂きたいのです。

先日、佐々木さんもおっしゃっていました、
学生の時に学ばれた事で、
それがなかったら、

離婚していたと(^_^;)。

そんな大切な事って一体、
具体的にはどんな事なんでしょうか。
それをよんで、いまの私達夫婦にもかけている
気がしてなりませんでした。
私たち夫婦は、お互いの気持ちを
伝えることがとても、苦手です。

自分から、寄り添ったりするのができなくて、
ご飯を食べ終わると主人はいつも、携帯に集中して、
私は片付けなどでいつも、忙しくしてしまいます。

やはり、夫婦でステップUPするには、
相手に対しても言わなきゃいけないと思って、
勇気をだして話したところで、案の定喧嘩になり、
改善したいことや、乗り越えたいことも、
夫婦でうまく気持ちをひとつにして歩めません。

14日間プログラムも本来なら、主人もしてくれたら、
どんなにスムーズに夢を叶えていけるのだろうって
思ったりしてしまいます。

会話すると、喧嘩になることも多かったので、
10年たっても前と変わらず、
話しかける前からドキドキしてしまいます。

私自身はなしをするのが得意ではないので、
この間はなしに耳を傾けてくれた日があったんですが、
一番大切なこれを言えば伝わるポイントを言わないで、
たわいもない話して
主人の心を動かせることはできませんでした。

私の夢というか、やりたいことなんて、
対したことじゃありません。

ただ、ずっと片づけていないストレージを綺麗にしたかったり、
主人のお母さんの家の裏庭の草抜きをして、
たまった粗大ゴミを捨てて、
子ども達が楽しく遊べる

スペースを作ってあげたいなど、
どれも私たち家族の発展のためになることなんです。

主人と、主人のお母さんは家のことを積極的にしません。
主人の、お母さんの家はゴミ屋敷です。
昨日、子ども達を連れて
グランマの裏庭のかたずけに行きましたが、

粗大ゴミだらけで、
草を抜いてもゴミが邪魔してきれいにできません。

自分の、無力さに尻込みしたけど、それでも
覚悟して炎天下のなか
小さな可愛い子どもたちを車で行けば

5分もかからないグランマの家まで、
ベビーカーをおして、

バスに乗って1時間半かけて行った自分に満足してます。

でも、心のなかで今まで家をほったらかしにして、
ゴミ屋敷になっても、
人のせいにばかりして口だけ偉いこと言ってる、

主人と主人のママに腹が立ったりします。

明日までには何とか草抜きを終わらせたい。
明日の独立記念日は、
先週いちばん上の娘と綺麗にした

グランマの家の裏庭にあるポーチで
皆んなでバーベキューです。

私にとっては、初めてアメリカに渡り
初めの5年間を過ごしたかけがえのない場所。
ゴミ屋敷だけど宝ものみたいな特別な場所です。

そして、主人のお母さんの旦那さんがまだ生きていたころの、
どこの家にも負けていなかった、綺麗な庭、
綺麗な家を復活させたいと思っています。

佐々木さんに聞きたかったことは、
主人と心をひとつにする方法を教えていただきたいです。
主人と心がひとつになれば、
何でも叶っていきそうです。

はなしが、長くなってしまいすいません。
でも、佐々木さんに伝えたかったんです。
読んでいただいて、ありがとうございました。
ーーーーーーーーーー

【佐々木さんの回答】

まず、僕も決して誰かよりもうまくできている
っていう訳ではないってことを知ってください。

夫婦って理屈じゃないんです。
小手先ではまったく通用しません。
僕みたいに理屈を先に学んでも助けにはなりますが、
実際、できるかできないかは別問題です。

夫婦って、自分の等身大が常に試されている関係です。

そこから目をそらすか見たくない自分を誤魔化すか、
うまくできないけど必死に頑張ろうとするか、
選択肢は2つしかないように思います。

僕がよく覚悟っていう言葉で伝えようとしていることって
夫婦関係にも当てはまります。

僕自身のことを言うと妻との関係に
「誤魔化そうとする自分」と本当に向き合ったのは
ごくごく最近のことです。

ずっと逃げ続けていたんだって今は思います。
誰から逃げていたのか?そのことをしっかり見つめてみると
どうも僕は自分から逃げていたのではないかと思うのです。

一個ずつ、ひとつずつしか良くなってゆかないし、
一歩進んだと思ったら
3歩くらい下がったような出来事にブチあたり、
そんなことを繰り返しながらそれでも丁寧に丁寧に
大切にすることをチャレンジするしかないのだと思います。

「なんか辛いことばっかり」
って思っちゃうかもしれないですね。

こういう書き方をすると
「じゃあ何のために夫婦関係なんて継続する意味があるのか?」
「幸せになるにはどうしたらいいのか?」
って疑問が出てくると思います。

ひとつ思うのは、僕たちは人生の核をなしている何かを
勘違いしてしまっているのだと思います。

文明社会、もの、金、情報、
経済的成功、豊かさの定義、そして教育。

日本で生まれ育った僕たちは特に。

最近、妻が愛についてFacebookで記事を書いていました。
それを読み改めて彼女は
「愛に生きる覚悟」している人なんだと思いました。
(もし興味があったら妻のフィードをご覧ください。)

僕は「愛」に関しては、すべて妻から教えてもらっています。
彼女の生き様を通して。そして彼女との夫婦生活を通して。

僕は知的探求をした人です。
でも心は子供のまま大人になり妻や師匠から
生き様を学んでいます。

僕はとても知性の強い人間ですが
情動と共感がとても弱いです。
確かに強みを活かして大好きなことをして生きています。
でもチャレンジは常に常に出て来ています。

7月7日の重大発表では、このあたりも関係してきます。

「愛に生きる覚悟」

どうもここにすべてを貫く法則のようなものが
存在しているようです。

今年後半、僕自身も生き様を変えます。
「愛に生きる覚悟」が根底にある生き様に。
ここからしか始める場所はなかったのかもしれません。

やっとスタートラインに着いたのかもしれません。

【私の意見】

この質問者の女性は
ゴミ屋敷と成り果てた義母の家を
何とか綺麗にしたいと思っている。
夫婦のコミュニケーションが改善していかないのも
それと関係があるのではないかと
無意識かどうかなのか気づいている。
だからこそゴミ屋敷を綺麗にすることが
自分の今の夢としている。
それさえクリアすれば夫婦関係も
今よりは良好になると。

この質問者と義母の仲は悪いというものではない。
もし悪ければ質問内容に出てくるはずだ。
そして夫との関係がギクシャクして
いつも口ゲンカなのかというとそうでもない。
離婚の臭いはしない。
お互い本音で語り合うことが苦手だということだけだ。

何がこの家族に欠けているのか?

一家の精神的拠り所となっていた義父が亡くなったこと。

その証拠に義母の家から車で5分のところに
質問者の家族が住んでいる。
(何でバスを使うと1.5時間もかかるのか分からない)

「主人のお母さんの旦那さんがまだ生きていたころの、
どこの家にも負けていなかった、綺麗な庭、
綺麗な家を復活させたい」

この一文に問題とその解決の糸口が書かれてある。

義父が存命中の時は
庭のお手入れはすべて義父がしていた。
その義父が亡くなった時、
義母の気力が抜けた。
やる気が起きてこない。
(男性からいっぱい愛された女性は元気です)
その母を見る息子(質問者の夫)も何だか元気が出ない。
仕事がうまくいっていないのかもしれないが、
この文章では分からない。
経済的な悩みが質問内容には一切ないので
一家の収入は安定しているとみていいだろう。

「ゴミ屋敷になっても、
人のせいにばかりして口だけ偉いこと言ってる
主人と主人のママに腹が立ったりします」

これこそ“依存マインド”の何よりの証拠だ。
義父にすべてを委ね、
義母と夫は彼に頼り切っていた。
自分で考えることを止めて、その責任を放棄した。
(「言われたことをしているだけだ。私は悪くない!!」)
義父は独裁者のように
一家に君臨していたのではないかという推測が浮かんでくるが、
影響下にある息子(夫)がその妻(質問者)にする態度には
あれやれ、これやれの隷属関係は少なく、
義父はそのような男ではなかったと私は思う。
なぜなら男には多かれ少なかれ支配欲があり、
父親に完全なる支配をされた息子は、
自分よりも弱い妻や子供を支配するようになる。
でも夫が質問者を支配する様子は見えない。
(健全に育てられた男性には反逆心を持てる)
(支配からの自由のための)

「会話すると、喧嘩になることも多かったので、
10年たっても前と変わらず、
話しかける前からドキドキしてしまいます」

結婚当初から今までずっと
夫婦の間に壁ができている。
お互い本音をさらけ出す関係に至っていないのはなぜなのか?
分かち合いたいと思っている質問者から
本音を引き出せずにいる夫の心の中に
何が拒否・諦めを起こさせるのだろうか?

義父は独裁者ではなかったが、
自分の気に入るようでないと気が済まない性分だったと思う。
(つまり我がまま)
それだから義母のやり方にもいちいち口出しし、
息子の人生行路にも口うるさくアドバイスし、
だから父(義父)に反論するエネルギーが消耗され、
自分で考えて自分で行動するという
自律心が持てないまま育ってしまった。
(アメリカのフロンティアスピリットが教えられていない)
(義父はアメリカ東部の出身者か)

あの世で改心した義父の魂の声を私が代弁したい。

義母へ
旦那に依存した人生は止めて、
自分の思う人生を生きなさい。
今、天の世界にある義父の魂はそう願っている。

質問者の夫へ
父親の支配力を乗り越えなさい。
男の勇気によって自分の人生を切り開きなさい。
母さんのことを頼むぞ、自分の家庭をしっかり見てるんだぞ、
義父のようにはなるな!!

義父の後悔と反省は質問者が返上してくれる。
1.5時間もかけて義母の家へ行くバイタリティーは
義父からのせめてものプレゼント。

★私からの質問者へのアドバイス

庭のゴミを片づけるよりも先に
心に積もるガラクタを処理する必要がある。
思い切って
今のゴミ屋敷から引越ししてはどうだろうか。
それが直ちには無理ならば
義父の思い出の残る家に滞在する時間を少なくする。
質問者の家に義母を住まわせるのもいい。
日本へ旅行に行くのもいい。
質問者の実家に案内するのもいいでしょう。

義父からの呪縛から解放させる以外に
夫婦の壁は壊せない。
ぜひそれを意識して夫婦関係を見て下さい。

※上記はあくまで私の推測からの判断であり、
事実と異なる場合は何卒ご了承お願いします。
(上から目線かもしれませんが、ごめんね)

佐々木さん、
「愛に生きる覚悟」とは
「我々は皆、愛によって生き、愛によって生かされている」
ということでいいと思いますよ。
ほしいものは愛、それだけなんだと。
(俺もほしいぞ~!!)

人が覚悟する時、愛するものが必ずある。
(人間、動物、環境、社会、世界、何でもいい)

だから覚悟のススメとは、
『あなたの愛するものは何ですか?』
これを知ることから始めるのが最初ですね。
それは自分自身のことなんですけど、気付けるかな?

余談:人と比較しない。自分は自分でいいからね。

error: Content is protected !!