死刑は殺人。日本を殺人国家にしてはいけない。

死刑を容認する人が増えているそうです。
おそらく他者への無関心の度合いが増えているのでしょう。

「みんな命の意味が分かっていない」

どんな人もナイフを持って生まれてきた人はいない。
何かが起因して犯罪に手を染めてしまったのです。
その何かはほぼ置かれた環境だと思います。

両親がニコニコで、
兄弟姉妹が仲良くて、
近所の人は親切で、
学校の先生は尊敬できて、
クラスメイトはいじめなんかせずに助けてくれる。

そんな環境で育った人だったら犯罪に走るか?

男性には性欲がある。
抑制できぬほどの衝動が
性犯罪に向かわせることだってある。
でも周囲に愛された男性なら風俗で自制できるし、
たとえ犯罪に走ったとしても
罪の償いに心を痛めるはずだ。

「では私自身の身内が犯罪に巻き込まれた場合、
私はそれでも死刑反対なのか?」

もちろんです。
悪行の極みであったら終身刑です。
重度の性犯罪なら去勢です。

それよりもとにかく私たちの住むこの社会を
『犯罪を生まない社会』を目指すために、
自分は何ができるのかを真摯に考えて
行動していくのが重要です。

まずは無関心を止めること。
理解の姿勢を持つことが大切です。
これが今すぐ誰にでもできる死刑廃止運動になります。

(以下記事の抜粋)

「死刑制度」容認80%超 否定派を大幅に上回る 内閣府世論調査

[産経新聞] 1月24日(土)

日本で死刑制度容認派が80%を超え、否定派を大幅に上回っていることが24日、内閣府の発表した「基本的法制度に関する世論調査」で分かった。法務省は「(過去の結果と)傾向は変わらない」としており、国内の死刑容認論の根強さが浮き彫りになった。

それによると、「死刑もやむを得ない」と容認したのは80.3%。逆に「死刑は廃止すべきである」と否定したのは9.7%。

死刑容認の理由(複数回答)は「被害者や家族の気持ちがおさまらない」が53.4%で最も多く、次いで「凶悪犯罪は命をもって償うべきだ」(52.9%)、「生かしておくとまた同じような犯罪を犯す危険がある」(47.4%)の順。逆に否定の理由(同)は「裁判に誤りがあったとき取り返しがつかない」(46.6%)「生かして償いをさせた方がよい」(41.6%)「国家であっても人を殺すことは許されない」(38.8%)の順だった。

今回は、仮釈放のない終身刑の導入を仮定した質問を初めて設置。死刑について「廃止する方がよい」は37.7%にとどまり、「廃止しない方がよい」が51.5%と過半数を占めた。

調査は昨年11月、全国の成人3千人に面接で実施し、60.9%が回答した。昭和31年から10回目だが、質問文を過去2回を変更している。6回目(平成6年)から前回(21年)までは「どんな場合でも死刑は廃止すべきである」「場合によっては死刑もやむを得ない」だった。今回は有識者からなる検討会を設置し、「より明瞭な回答」を得られるとして変更した。

死刑制度容認派は3回目(昭和50年)の56.9%を底に増え続け、前回は過去最高の85.6%を記録。一方、否定派は5.7%だった。常磐大学国際被害者学研究所の諸沢英道教授は「今回の結果は日本における死刑支持の根強さを示した。質問の文言などを変えたので過去との単純な比較はできない」と指摘した。

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