チェーン店でのアルバイトの
不適切動画が物議になっている。
すき家、くら寿司、セブンイレブンなど
主に飲食系が多い。
どうしてチェーン店なのか
慶應義塾大学の若新雄純・特任准教授がこう推測する。
「アルバイト経験が長い人が教えてくれたことだが、
問題が起きるのは、“安くてそこそこの品質”という
フランチャイズチェーン店で起きがちだという。
つまり、バイトがギリギリで働くという現状があるからこそ、
“安くてそこそこの品質”が提供できる。
企業側も、失うものが何もない人なら、
いつクビにしてもいいし、
替えがきく存在だから、都合よく扱える。
アルバイトは報酬も少ない分、
仕事上で負う責任もそんなに重くない。
だからバイトを転々としているうちに、
“問題を起こしてもクビを切られるだけ、
責任を追及されてもそんなもんだ”ということがわかってしまい、
“いいじゃん、これぐらい”
という気持ちにもなってしまうのだろう」
と。
つまりアルバイトは尊敬されていないということだ。
私もフリーターとして生きてきて
「アルバイトは使い捨て」
ということを正社員に言われた。
ネット掲示板で関わった企業経営をしている人から
「アルバイトは使いやすい存在」
と言われた。
※日本の法律では正社員をなかなかクビにできないようです。
世界的に企業を見ると
すべての従業員というのは会社の道具であり、
経営陣の言われた通りをこなせばいい存在です。
そして能力のある従業員や、
その企業のノウハウなどをマスターした後は
早々に会社を去る。
なぜなら仕事へのやりがいがないから。
つまらない仕事より面白い仕事・稼げる仕事を選択されるのは
国家が保障する人権を考えれば非難できない。
Googleなどはいい人材を引き留めるために
20%ルールを設けている。
(働く時間の20%は自分の好きなことをしていい)
「人材ではなく人財」
働き手を材料(人材)だと思ったら
いつかしっぺ返しが来るんだよ。
捨てたら捨てられるんだよ。
今回の一連の不祥事によって
日本人の若者は求人しても来なくなってしまうだろう。
「そんな職場で働いていても楽しくなさそうだ」
「採用やルールが厳格化してもっと窮屈になりそうだ」
「過労自殺もあったし、飲食系はスルーしよう」
画一的でつまらないサービスを提供する
チェーン店の時代は終わった。
だから平成の若者よ、昭和な会社で働くな!!
もっとクリエイティブに生きろ。
少子高齢化社会の日本で
どうしても時給による労働をさせたいなら
外国人労働者を雇うしかない。
人口比率の高い60代の人を雇うこともできるが、
薄利多売のチェーン店では
ハードすぎて辞めてしまう。
(ワンオペはきつい)
だったら若い外国人労働者しかいない。
現に東京ではすでに
彼らなしには経営できないところまで追い詰められている。
行けばすぐに人材難の問題に苦しんでいるのが分かる。
(うどんチェーン店でベトナム人従業員がいた)
(お勘定間違いをされましたw)
どうすれば薄利多売の
ビジネスモデルであるチェーン店が
今後とも利益を出して発展していけるのか?
魅力的になることです。
人に愛される会社になることです。
大阪の堀江にある蕎麦屋『浪花ふじよし』は
2018年12月31日をもって閉店した。
関西テレビの記事
→https://www.ktv.jp/news/feature/20190107/
47年続いた老舗の蕎麦屋がなぜ閉店したのか?
店主の松浦時也さんの膝が悪化して
立って仕事ができなくなったという理由。
(まずお礼を言うのは奥さんでもお客さんでもなく膝だからね)
ある人の話によると
閉店日には地元のファンが押し寄せて(関テレも)
女性客が泣きながら女将さんに抱き合ったり、
男性客が店主の頬にキスしたり、
よほど愛されていたお店だということが分かる。
なぜ後継ぎがいなかったのか?
料理の味を教えることはできても、
お客さんのために尽くすという精神は
なかなか教えられないという理由。
経営者よ、よく聞け。
アルバイトに愛される会社になれよ。
ここで働けて何て私は幸せ者なんだと思われろよ。
牛丼屋やコンビニの店舗が閉店しました。
泣いてくれる人が何人いるの?
「あ~あ、また潰れたんだ」
これで終わり。
こんなのって悲しいじゃないか。
どこかの社長が言っていた。
働くというのはこんなにも尊いことなのだと。
1、社会の役に立つ
2、会社から褒められる
3、お客から感謝される
4、自己成長になる
5、お金も頂ける
若者だって仕事に情熱を注ぎたいの。
社会においてスゴイとされる仕事をしたいの。
そんな会社で働くことに誇りを持ちたいの。
若者たち・アルバイターたちに愛され支えられる。
お客さんから絶対に応援されて感謝される。
そうなるための会社の『魅力』とは何なのか?
あなたがいてくれて
あなたが生きていてくれて
ありがとう
生きる希望と喜びを提供する会社に
不況は無い。