人のいいところを真似するのはいいことですが、
ビジネス上においては裁判沙汰になりかねません。
それでもパクリン(パクる人)が後を絶たないのは、
結局人間って能力のない人が多いということです。
ある方が台湾で最初のカフェを開きました。
コーヒーは絶対に台湾人でも受けてはずだという確信で。
日本で大勢の庶民がコーヒーを愛飲するのを目撃して、
同じアジア人の台湾人でも絶対そうなると。
(その当時コーヒー豆の価格は台湾人にはすごく高かったそうです)
1店目が何とか軌道に乗って
次から次に店舗を増やしていったのですが、
マネする台湾人が現れるようになった。
危機感を抱いてそのカフェを視察してビックリ。
自分がこれは改善しなければいけないなと思ったところも、
そっくりそのままマネしているものだから笑えたと。
流行っている(儲かっている)ものをパクれば
ほぼ確実にお金を儲けることができる。
でもそれだけでは大きな利益を勝ち取ることができない。
戦後日本はアメリカのものをマネして
アメリカへ輸出していたのですが、
初期の頃は「安かろう悪かろう」で
相手にされなかったみたいです。
そこから日本人独自の民族性
「職人気質・サービス精神」でもって
「安くて質のいい」ものを輸出するようになれた。
今では日本人による特許や発明品が多く
世界に知れ渡っている。
(最近は中国や韓国に負けています)
最初はパクるのもいいと思う。
慣れたら独自性を出していかないといけない。
でないと【ビジネスマインド】が衰退してしまう。
業界トップがパクるようになったら
その業界は直に廃れる。
挑戦心も創意もないんだから仕方がない。
『日本人は頭で勝負するしかない!!』
若い人は特に
知識・経験を積んで『自分磨き』をしていきましょう。
最後にものを言うのは
自分が積み上げた過去ですから。