佐々木夫人はカネよりも何よりも、人間の尊厳を選ぶ。

私はこの記事で
佐々木浩一さんが
奥さんに離婚されるのではないか
ということを書いた。

佐々木浩一さんへメッセージ。このままだと離婚されるよ。
ブログという公然としたメディアで言うのも 大変失礼なことだが、 まあこのブログはほとんど読まれていないので。 奥さんは今心に離婚の決意を探っている。 私の予想では娘が18歳になった時 それを実行に移すと思っている。 なぜならその年齢は 父が...

なぜ私が奥さんの離婚の可能性を示唆したのか
これから説明してみる。

(無断抜粋は宣伝協力でチャラに)

←読め。

Facebook:2014年12月4日投稿から。
少し長いが読んでみてほしい。

【優しくない奴は幸せになれない。
優しい奴は孤独になりやすい。】

今更ながら、トランセンデンスを観ました。
面白かった。

結局人工知能は
「作った人の願望を反映するだけ」
というオチかと思いきや、
ちゃんと自我があって、
その上、全てが見えちゃってる分、
底抜けに優しかったというオチがよかったですね。

ネタバレですが、
まあ、それでも面白いので、
まだ観てない人は
iTunesなどでレンタルして観てください。

で。

優しくない奴は他人の優しさを理解できないから、
自分の物差しで考えて、
疑心暗鬼になってしまう。
結果、幸せにはなれない。

でも一方で、優しい奴は理解者と出会わない限りは
その優しさが仇となって、
誤解されたりしてしまう。
結果、孤独になりやすい。

正解なんてないですが、
個人的には
「見える世界、対話してきた人数、知識、経験」が
増えれば増えるほど、
人は優しくなれるんじゃないかと思っています。

優しさって結局は「バランス」であって、
一方から見ているものは、
もう一方からも見てみなければ判断できないってことです。

「相手(個人)に利益がある」は、
優しさではなく、サービスです。
難しいもので、
人が人に求めているものは「サービス」ですよね?

「私に優しくしろ」と(苦笑)

ビジネスも同じで、
お客さんに優しくしなければ、
サービスや商品として成り立たないわけですが、
それは同時に「相手をバカにしている」とか、
「他を苦しめている」ということを孕んでいます。

サービスは「相手に対する優しさ」で、
このクオリティが高いと多く売れます。

しかし、本当の優しさは「相手」と「他」の
「バランス」を整えるものだったりします。
相手の見えている世界の「外側」の発想なので、
この感覚は肝心の「相手」には理解されないことが多い。

結構、こんなことってよくありますよね?

巨万の富を築きたいなら、
「一方的な理想」を叶えてやればいい。
石油をガンガン掘って、戦争して、資源を奪う、的なね。

武力行使せずとも、
市場を独占し、労働者をこき使うことは可能です。
だってそれを「顧客」が求めてるから(苦笑)

より安く、より高品質の商品やサービスを、
1秒の遅延なく提供することが求められていたりする。
誰が傷付こうが、
顧客の利益さえ守ることができればそれでいいわけです。

顧客側から見れば優しいビジネス。
世界は歪な優しさで覆われているのかもしれません。

バランスが大事だと、
昔から言い続けてきましたが、
これがなかなか理解されない(苦笑)
優しさってなんだろう?
ってことを考えさせられる映画でした。

オススメですよ。

和佐大輔

PS.人工知能に自我が宿り、
そこに愛があるなら、
それ故の憎しみもあるのか?
「愛する彼女が愛した世界だから愛する」
というロジックが崩壊した時、
人工知能は神ではなく悪魔になるのかも。

って、全部よくある神話ですな。

今の技術なら想像できるけど、
古代の人々が「全知全能」とか、
「不老不死」を想像し、
「だったらどうなるか?」を
シミュレーションして物語にしたのって、
凄すぎますね。

【絶望と希望の物語】

12歳で事故に遭い、首の骨を骨折。
頚椎損傷という障害を負い、
半身不随になった少年がいました。
彼はインターネットの可能性と出会い、
今では1億円を稼ぐようになりました。

彼は脳みそが無事なら17歳で起業し、
10年間連続で1億円を稼ぐことも
可能だということを証明しましたが、
もしも「あなた」がある日突然、
半身不随になり、
体が動かなくなったらどうでしょう?

体が動かなくなり、
社会や家族の「お荷物」になったという”絶望”。
そんな絶望的状況でも
人生を心から自由に楽しむことができるという”希望”

絶望から希望が生まれる。

これはそんな「当たり前のことに気が付ける」物語です。

(和佐さんの文章はここまで)

(以下、佐々木夫人ヨシエ・グレースさんのコメント)

和佐さん、ありがとうございます。
キャピタリズムのもたらした物は、
人間社会が潤う事、その中に居る、
まさに一部の人間が金を握る為のシステムだと思います。
それがいい、悪い、という判断の前に、
皆それに駆り立てられ、
それを目指して来たんだと思いました。

今とても沢山の人が、
やはり、いい、悪い、という判断の前に、
これで良かったのだろうか?
という視点に立っていると思います。
つまり、まだ、お金の魅力に勝てない自分の状態で、
それでも、疑問がわいて来ている状態というか。
それには、気づきと言うよりは、
どちらかといえば、拡張された欲望と、
渦巻く嫉妬が入っていると思います。
だから結局は、自分が選択の場所に立たされた時、
どちらかをえらべ、と言われたときに、
殆どの人が、迷わず、金を選ぶのを何度も見てきました。
ビジネスでもそうでしたし、人間関係でもそうでした。
まだまだ、私たちは全員、
もう一皮むけた、視点には立てずにいるのだと思います。
グローバルな視点、といっても、
人間社会のグローバリズムであって、
地球全体を捉えたグローバリズムではありません。
読んでいて、とても共感しました。
私も知恵を絞ってみたいと思いました。

(以上)

二人の記事やコメントを読んで要約すると。

ビジネスは誰かの得の背後に誰かが損をしている。
資本主義経済では
お金という明瞭な基準で
人間の幸福を実現しようという試みだが、
それがいつしかお金が人間やこの世界の
すべての基準に取って代わってしまった。
お金を得れればその人は幸福で
得られない奴は不幸な人生となる。
だから人々はカネの奴隷と化している。
奴隷は幸せなのですか?と。

これを踏まえて
「離婚されるかも」という
私の推測の根拠を言う。

佐々木さんの毎日届くメルマガから
ヨシエさんのことを私は勝手に想像した。

彼女がなぜアメリカへ行き、
なぜ前夫と離婚したのかは知らない。
それは私が触れることでもない。

彼女は学生時に子宮関係の奇病に罹ってしまった。
治療のために入院したわけだが、
奇病ということで
若い研修医たちのサンプルにされた。
ヴァギナを広げられて
まじまじと観察された。

「屈辱」

他人にヴァギナを見られたことではない。
そんなところは女なら出産時に見られる。
それじゃない。
人体実験としての“サンプル”として
人間ではない“モルモット”としての扱いが
屈辱以外の何物でもなかった。

(それは男でも容易に想像してくれるだろ?)

診察・医療の発展と称して
人間以下の実験動物扱い。
あのあいつらの目。
見下しと嬲る(なぶる)ような目。

「屈辱、屈辱」

アンタたち、患者の心を何と思ってるの!!

治療が何日何十日続いたのか分からない。
晒されるという屈辱に耐え、
夜ベッドの中で枕を濡らす。

人間以下扱いとは何て悔しく悲しいものなんだろう。
この涙がどうしてこんなに切なくて寂しいのだろう。
楽しくて泣きたいのに。
世界には高地位の権威や権力の下で
どんなに多くの人が虐げられているのかな。
怒りと悲しみを噛み殺して。
みんなが平等でもっと笑い合って生きられたら素晴らしいのに…

佐々木一家がロスを去る前、
ラリった全裸の黒人女性が車の事故を起こした。
その時彼女がとっさに自分の着物を
走って駆け寄り着せた。
羞恥の面前に晒される屈辱を阻止するために。

私が6月27日に書いた上の記事の頃、
佐々木さんのメルマガには
「俺は成功者だぞ。カネ持ってるぞ」と
読者に対して見下しの感を読み取れた。
少なくとも私には。
「ああ、これは家庭でも見下しの夫・男をやってるわ」
そう考えた。

カネの無い人も許せる。
ワガママな人も許せる。
結果が出ないと言って八つ当たりする人も許せる。
だが見下しの人間だけは絶対に許せない。
死ぬまであの目を忘れることはできない。
それを思い出させる人とは一緒に居たくないの!!

私が離婚されるよと書いたのはこれが理由だ。
特にハズレでもないだろう。

>奥さんに対する心構え(マインド)と
どうすれば離婚されない男になれるか(テクニック)など、
メールを下されば全部教えます。

この答えはもう言わなくても分かってもらえると思う。

最後にこれは私の要望に近いのだが
回答となるべきはずだったテクニックを言う。

「稼いでオレゴンにペンションを建てろ」

そこで日本人向けに
オレゴンの自然を案内したり、
何か自然の中で活動できるような
そんなツアーをやるといいと思う。
奥さんにペンションの女将さんになってもらい、
日本とオレゴンの架け橋になってもらえれば
私はうれしい。

補足:
「オレゴンから愛」というドラマを
場面の少しだけ見たことがある。
内容は全く知りませんが
アメリカは広いところだなという感想でした。

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