人を“説得”するなんて不可能もいいとこ

ノーベル賞作家の大江健三郎さんは
テレビで言っていました。
「人は変わらない」と。
(同じく作家の山田風太郎さんも言っていました)

テレビの中で20代の若者が
大江氏の本を読んで変わることができた、と放映していました。

対談者が言う。
「いやこの若者はあなたの本を読んで変わりましたよ」
大江氏は反論する。
「それはもともとこの若者が変われる“資質”を備えていたからで、
私の本を読まなくても変わっていたはずだ」
(変わったのではなく生育したということ)

『人間は変わらない』
(歴史を見ても分かるでしょ?)
よって
『説得してどうこうできるものではない』
『説得は不可能』だということです。

「人間はどうして変わることに抵抗感を抱いてしまうのだろうか?」

きっと安定感に居心地の良さを感じてしまうのでしょうね。

でも安定なんかこの世界に生きている限り一つもないよ。
この世は荒れ狂う海ですから。
あっちに傾きこっちに揺れて…目が回っちゃうよ!

そんな世界に自分という舟を浮かべ生きる僕らは、
何のよるべもないかというと、そうでもない。
夜空には北極星があるように
“イエス・キリスト”という“命の道”があるのです。
彼は“真理”に生きた唯一のお方。

イエスだって男の弟子たちを説得できなかった。
(弟子たちはイエスが捕縛された時、
彼と関係していることがバレると処刑されるので、皆逃げた)
しかし磔刑の後の『復活』を見た弟子たちは『変わった!!』
イエスを見捨てた弟子たちは、その後世界各地で『殉教』する。

『復活』とはどんな出来事だったのだろうか?
読書に基づいた僕の推測に過ぎませんが、
十字架で死んだと思ったイエスは実は生きていたのです。
間一髪のところでアリマタヤのヨセフに助けられたのです。
その後のイエスは弟子たち一人一人を訪問して『説得』したのです。
「世界に愛を啓蒙しなさい」と。

人を説得するのには
こんなに大変なんですね。

皆さんは『説得』するのに
己の命を懸けられますか?

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