なぜ富士山に登りたがるのか?

富士山に登山する人が年々増えているそうだ。
目的は御来光(日の出)を見るためだと思うが、
わざわざ富士山に登らなくても
そんなものはどこでも拝めるではないか。

「どうして富士山を登山してまで日の出を見たいのか?」
「また富士山でないといけないのはなぜか?」
「富士山が日本一の山だからか?」

富士山の頂上に登ることは
日本一高いがゆえにしんどいはずだ。
そのしんどさを体験してまで
日の出を見たいのは、
さぞかし日の出に魅力があるからだろう。
だが日の出はカラー写真で見る日の出と
それほど変わりはないはずだ。
ならば「何の魅力に取りつかれて人は富士山に登るのか?」

人は苦労の末ゴールにたどり着くことで感動する。
その感動こそが実は魅力の正体なのです。

苦労があるからこそ
それを乗り越えた時に
達成感が得られ感動ができる。
(ロープウェイに乗って山に登っても面白くないだろ?)

ハワイのマラソンに参加する人のほとんどの理由が
「達成感を味わいたい」ためだと答えている。
世界一のエベレストに挑戦する人も同じ理由だろう。

とすると魅力というのは、
「苦労がセットになっていないと魅力になれない」ということになる。

よって魅力的な人は苦労人なのだと言える。

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