親の事業ではなく、親の意思を継ぐ。

みのもんた(本名:御法川法男)氏は
ニッコクという会社を経営している。
水道メーターを製造販売しているそうです。
(こちらが本業のようですね)

会社HP:http://www.minomo.jp/index.html
(もう少しデザインなど凝ってほしいな)

彼のWikiを読むと
(談合などのことは置いておいて)
10年間の水道メーターの営業でものすごく苦労している。
(同じ値段なら大手ブランドを選ぶよね)

それに何でも水道メーカーの上場企業は2社しかなく、
業界を牛耳っていて談合をしていた。
中小零細企業はそれの言いなりの値段だった。
(逆らったらお前に仕事をやらねえぞ)
現在で生き残ったのは価格競争の果てに5社ほどらしい。
ホームページがあるところを見ると
ニッコクは利益は出せているのかな。
(残存者利益?)

私が彼に疑問を持ったのは
「なぜそんなに水道メーターにこだわるの?」です。

株式会社ニッコクのWikiを見てほしい。
戦中戦後はコンクリのミキサーやイースト菌練り出し器、
電車の修復、蒸気機関車のスクラップ再製など
いろいろと手を出している。

「水道メーターが儲からないなら別のものを作ればいいのに」

私は彼のことを推測する。
なぜ水道メーターに固執したのかを。

おそらく父親の正男さんが経営する日国工業を、
水道メーターでのし上がったその愛着を
父親から一身に受け継がれている。
(その証拠がニッコクという社名にも表れている)
それを辞めるなんて父に何と言えばいいのか。

水道メーターは一家に1つ必ずあるもの。
人様にお役に立てているものを我社は製造販売している。
立派でいい仕事じゃないか。

こんなことを言われたのだろう。
もしそうならば、人に感謝されるものなら何でも作ればいい。
もしくはこれから水道メーターが必要とされる国へ
(例えばタイ、ベトナム、フィリピンなど。中国は怖いです)
販売しに行けばいい。

「これが当然だ。自分は間違っていない。そのままでいいんだ」

この固定思考は危険です。
変化を拒絶する言い訳です。

2代目3代目社長は
1代目の呪縛からまずは逃れる必要性がある。
なぜなら30年、いや10年経ったら別の時代になっているから。
時代の要請に応えられなくなるから。

みのさんの会社はニッコクブランドで
いろいろ製作したり、海外へ販売網を拡大すればいいと思う。

結局ね、経営者がやりたいようにやればいい。
任されたのだから。

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