「儲け」という漢字の通りです。

ジョン・ブリンクリーという
ニセのインポ薬を売りつけた
天才的詐欺師のことが書かれている
ダイレクト出版の本を読んでみた。

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ドキュメンタリー映画(字幕)

「21の原則」を列挙してみる。
(これを読んだだけで分かる人は勉強家です)

1:権威によって自分をアピールする
2:アイデアを行動に変える
3:大胆な自己宣伝
4:思い切った治療の約束
5:深い意味を売る
6:メディアを使って上昇する
7:メディアを使って自分を拡張する
8:適切に準備ができた見込み客に売る
9:信じたがっている人々に信じる理由を与える
10:飛び切りドラマチックな成功例にスポットを当てる
11:大胆不敵さと壮大な計画ととてつもない約束
12:価格を意味のないものにする
13:エリート意識を利用する
14:ニュースを作る—ニュースになる
15:自分のための時と場所を見つける
16:持っているものは何でも利用する
17:戦う人として称賛される
18:強力なポジショニングを実行する
19:挫折に創造的に対応する
20:執拗なフォローアップ
21:システムを完全なものにする

ヤギのタマをアソコに移植して…
現在では誰もそんなことを信じる人はいないが、
当時の医療技術では
「もしかしたら…治るかも…」
そう信じる人が出てきたとしても仕方ない。
今も昔も変わらず
インポは男性にとって大きな悩みだった。

「溺れる者は藁をもすがる」

これを上手く利用して詐欺をする人間は
今の時代にも多々います。
今後もいなくなることはないでしょう。

本の内容を要約すると
「いかに信じさせるか、信じ込ませるか」
「信じてくれる人は誰でどこにいるのか」
これに尽きるような気がします。

つまり「信」さえあれば儲かると。

カルト宗教で信者からカネを巻き上げられるのも
教祖や信条を信じる信者がいたから。

もしあなたがお金を儲けたいと思うなら
必ずお客さんに信頼してくれるような自分になること。
(信用よりも信頼の方が価格を上げられます)

どんなに商品が良くても、
売る人に信用・信頼がなければ
少なくとも私は買いません。
逆に商品が少しくらい劣っていようとも
売り手に信頼があれば
(売る人を応援したいという気持ちがあれば)
迷わず買ってしまいます。

商品がいいかどうかなんて
買ってみないと分かりませんから。

信用・信頼というのは
即出来上がるものではないです。
長い時間をかけて構築していく必要がありますが、
手っ取り早く買わせたい詐欺師たちは
初対面の人にでも買わせるために
3つのことを意識して売り込みます。

・緊急性(今すぐ買わないと…)
・希少性(世界に10個だけですよ)
・限定性(あなただけに特別ですから)

とにかく詐欺師は
買い手の感情を揺さぶってくるから
冷静な論理性を持って思考することで
詐欺師を撃退して頂きたいが、
おそらく独りきりの場合は
回避できないでしょう。
信頼できる相談相手がいると良いです。
(ここでも信頼ですね)

ところで富豪たちは何のために売るのか知ってますか?

平凡一般な大衆商人は
売上げ(利益)のために売る。
希少存在である富豪たちは
顧客を作るために売る。

信頼してくれる顧客がいれば
いつでも何でも売ることができて、
利益なんて簡単で楽に手にできるから。

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