オリンピック代表選手も競技を楽しんでいい。

国費でオリンピックに参加しておいて
負けても「楽しかった」
「思い出になりました」というコメントに
お怒りの方がいらっしゃるようで。
(負けたら何と言えばいいの?)

確かにオリンピック参加には国費(税金)を使う。
でもそれって10億円もかかっていないでしょ?
日本総人口が1億2000万人だから、
一人当たり10円くらいでしょ。
それでオリンピックを楽しく見られるわけだし、
(4年に1度きりの祭典)
新聞やテレビも盛り上がるわけだし、
(経済効果はある)
安いと思いますよ。

選手について。
子供の時から「絶対メダルを取る!!」
という夢のために練習練習の毎日で
スキーならばスキー場を借りるのにもお金がかかるし、
スケート場でもリンク場を借りなければいけない。
交通費や宿泊費がかかる。
それは全部自腹。税金ではない。
そんなに頑張ってメダルを取れなかったら
どれだけ本人やコーチ、その家族がガッカリしているか。
それで負けたら
「楽しんでいけない」
「思い出を作ってはいけない」
ではやり切れない。
分かってあげる『心の余裕』を持ってほしいと思う。
皇族であるのなら尚更。

実はね、メダルのためにスポーツをしてはいけないのです。

なぜならメダルを取れなかったら不幸になるからです。
しかもメダルは種目別で3つしかない。
3人しか手にできない。
そうなると不幸な選手がたくさん出てきますよね。

だから「競技できて楽しかった」というコメントは
素晴らしいコメントであるということが言えますね。

この意味が分かりますか?

メダル(結果)ではなく、
競技(過程)そのものにフォーカスする生き方が幸せなのだ
というのを。

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