「結婚した相手がモンスターだったなんて…」 妻は「仕方がない」に隠れる。

主人公の少年の父は
ナチスドイツのユダヤ人強制収容所の所長です。
彼はユダヤ人を殺害して
死体を焼くことをしていました。

少年の美しい母は、
夫がまさかそんな人道に背く
卑劣なことをしているなんて
全く夢にも思っていなかったようです。

ストーリーの半ば過ぎ頃に
その事実を知らされますが、
それ以来夫婦の溝は埋まることはできていません。

「これは命令だから。国を強くするためにやらなければならないんだ」
と主張する夫に対して

「あんなことをするなんて野蛮よ、どうしてあなたは…」
「私の夫がモンスターだったなんて…何でそうなのよ…」

泣きはらした顔で食卓に座る妻を見つめる子供2人。
両親の喧嘩を見るほど子供にとって辛いことはない。

妻は収容所近くの家から引越しすることで
すべてをごまかそうとする。

なぜ男は妻や恋人を悲しめるようなことをするのだろうか?

永遠の女性ではないからです。
「俺はこの女性のために、この命すべてを懸ける!!」
そんな女ではないからです。

男なら誰でも『女神』を心に抱いている。
母親以上の『母神』をいつも探している。

『美しい天女が男を勇者に変える』

いつしか男はその願いがかなわないことを悟ると
体裁を繕うために“メス”を受け入れ、
勇気と挑戦を無くす。
性欲・金銭欲・名声欲に負けて、獣と化す。

なぜ女は男を奮い立たせ、困難に立ち向かう強い勇者に変えることができなのか?

不都合なものを受け入れられず拒絶するからです。
自分の幸せに悪影響を与えかねない
事実隠ぺいに躍起になり、
女の受容力は発揮されないままになるのです。

女であれば誰でも自分の幸福を約束してくれる
『王子様』を夢見ている。
自分だけを愛してくれる優しい白馬の王子様。
きっと自分の元へと現れてくれると信じて
ひたすら待っている。
女の出産適齢期は20代後半だ。
待つことに耐えられなくなった時、
女はエサをばら撒いて“オス”を寄せ付ける。
こうして女は“メス”に成り果てる。
「仕方がない」というあきらめの言葉と共に。
だからこそ女は【美しい人生訓】を子へ教えることができない。

どうすれば殺戮の歴史に終止符を打つことができるか?

答えは簡単だが、実践が困難極まる。

である。
男を果敢な勇者にし、
女を偉大な教師にするもの。
それは愛である。

愛の実践だけが
悲しみの歴史を阻止できる唯一のものである。

これさえ理解されれば必ず…
でもどうやって?
私の方がその答えを知りたい。

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