「俺は家族のためにすべてを犠牲にしてきたんだぞ!!」と言うお父さんへ

こう言われると妻である女は気力を失せる。

「それは妻である私のセリフなのに」
「あなたに尽くして尽くして…」
「こんな男に私は付いて来たのかしら!?」
「私の人生は何だったのだろう??」

何もかも捨てて夢まであきらめた男は、
まるで“灰色の老人”だな。
夢も語れない男が、
どうして家族を希望へと導いて行ける?
勇気でもって未来を切り開いていくのは、
男の使命なんだぞ!!
夢を捨て、希望へとつながる道も見失い、使命感も無くす。
そんな男はな、股にぶら下げている一物なんていらないよ。
切り落としてしまえ!!

確かにお金を稼ぐことは大切だ。
会社員として立派に仕事をこなすことは責務だ。
それから逃げずに懸命にやらなければいけない。
が、だからと言って、
家族をないがしろにしてもいいことには全然ならない。
分かるか?
なぜならば、あなたは会社員である前に
夫(亭主)であり、父(パパ)だからだ。
妻の幸せ、子供の幸せ、
それは何なのか考えたことはあるか?
直接、面と向かって聞いたことはあるか?

「お金を家に持ってくるだけが、男のすべてではないんだよ!!」

今はこんな経済不況だから、
何とかして会社に利益をもたらそうと
モーレツに頑張るお父さんがいる。
でもそれは違うよ、会社に利益ではなく、
「家族に幸福をもたらす」ことを頑張ろうよ。

リストラされて無職になり、
これからどうやって家族を食わせていけばいいんだ、と
悩むお父さんもいる。
それも違うの。
悩むのは食でも職でもないよ。
「家族の幸福の解釈」に悩もうよ。

必ずしもお金で家族は幸せにならない。

お父さん方、
家に帰ってもう一度家族と会話してみよう。
「俺、本当はこうゆうことやってみたいんだ」
「応援してくれるか? 俺もお前らの夢を応援するからな」
「リストラされた時は面倒かけるけど、その時はよろしくな」
みんなきっと分かってくれるよ。

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