（注：2009年3月の記事です）
現在38歳にしてまだまだ現役続行を宣言しているという。
ボクサーはせいぜい35歳までには誰もがリングを去る。
こんなにハードで危険なスポーツはあまりないからだ。
ではどうして彼は現役にこだわり挑戦し続けようとしているのか?
父子家庭で育った辰吉選手（以下ジョーと呼ばせてもらう）が、
父・粂二（くめじ）さんとの唯一の“接点”である
ボクシングを失いたくないからだと思うな。
身体の弱かった父がボクシング好きであったこともあり、
いじめられっ子だったジョー少年を何とか強い男にしたくて、
喧嘩風ボクシングを教えた。
おそらくボクシングは父子の唯一の“意思疎通”だったんだよ。
もしチャンピオンを目指すボクシングを止めたら、
親父との絆が切れてしまうようで耐えられないんだよ。
僕はそう思います。
ジョーさん、天国のお父さん、見てるよ。
世界チャンピオンになってくれた時点で、
親孝行してくれてありがとうって感謝してるよ。
息子はもう充分よくやってくれた、
これ以上無理せんでええって心配してるよ。
あとはジムのトレーナーにでもなって、
後輩の指導でもして世界チャンピオンを育てる番ではないかい?
親父さんがジョーにしてくれたように、
息子さんにボクシングを教える…（もうしてるそうですね）
（無理強いさせたらアカンで。逆にボクシングは危険やって言うくらいの方がええ）
現役だけがボクシングではない!!
ボクシングを教えるのもボクサーなんだ。
あなたならきっといいトレーナーになれるんだけど、どう?
奥さんもその方が喜ぶと思うよ。
注：丈一郎の丈は、右肩に点をつける漢字です。
【私のコメント】
気のすむまで現役ボクシングをしてもいい。
それを望むファンも大勢いるし。
でも一番の本当のファンは、るみ夫人だから
彼女の意見をまず大切にしてほしいな。
僕は息子さんの活躍の方が見たい。
（でも強制させてはダメだよ）
ボクシング大国日本にトレーナーとして貢献してほしい。
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