男を再建してこそ、女の手腕。

企業再建のプロ経営者の
原田泳幸氏(以下原田氏)が
歌手である妻の谷村有美さんへの暴行容疑で逮捕された。

事件が発覚したのは妻の谷村さんの通報によるもの。
ゴルフクラブで暴行を受けたのに
携帯で通報できる時間と意識がある。

事件の翌々日の2月8日月曜日の
彼女のブログには
「心と体を休めて笑顔で前向きに」とある。

ゴルフクラブで暴行を受けたのなら
入院していてもおかしくない。
ブログすらも書けないほどに。

この事実からこれは暴行事件ではなく、
夫の怒りに恐怖した妻が
身の安全のために慌てて警察に連絡したものだと
容易に推定できる。

2人が結婚したのは2002年4月。
夫婦歴18年くらいになる。

もし原田氏がDV男なら
その18年はどうであったか?

ネットの情報によると
2020年6月にも夫に体を押さえつけられたと
谷村さんは警察に相談していたらしい。
それ以前は分かりません。

ご存知のように
2020年3月からコロナが流行パニックして
国から外出規制が発動され
多くの飲食店への来客数が激減した。

原田氏の経営するタピオカ会社「ゴンチャジャパン」も
その影響をモロに受けている。
つまり売上激減、赤字転落、リストラも視野に。

大手外食チェーン店の多くが
大量店舗閉鎖に踏み切っていることから、
狂牛病やSARSどころではない急転直下の大事故。

経営再建のプロでもお先真っ暗で
打つ手が見えない。

「外出禁止で、お客さんが来店できない」
「ドリンクのテイクアウトには限界がある」
「そもそもコロナは終息するのか?」
「いつまで忍耐すれば以前に戻れる?」

空前絶後の経済環境に
毎夜頭を痛める経営者は本当に多い。
大企業でもそうなら
非上場企業のゴンチャでも同じ。

【原田氏の経歴】

エンジニアから出発
日本ヒューレットパッカードに入社
アップルに入社
アップル日本法人の経営者
日本マクドナルドの経営者
2つのMacを復活させた経営手腕はスゴイの一言。

次のベネッセでは社長就任後に
顧客情報が流出した責任を取って
何もできないまま2年後に退任。

現在は台湾に本社があるゴンチャグループの
日本法人の社長に就任している。
2つのMacでの実績、
その腕を見込まれてのことでしょう。

「何としてでも日本でゴンチャを流行らせるぞ!」

その意気込みはベネッセでの屈辱を晴らすかのように
強い執念となって彼を動かしている。

それがこのコロナパニックで
暗中模索の焦りと苛立ち、
政策への憤懣の真っただ中にある。

自宅にいる時はイライラして過ごしたことでしょう。

そんな夫を見た妻が
家庭では経営者ではなく良きパパでいてほしいと願う。

暴行事件があった土曜日。
妻が恐怖し通報するくらいの
原田氏が感情を爆発させるような何かを
思わず彼に言ってしまったか?

私の想像の域を出ないことだが。

「仕事を家庭に持ち込まないでよ」
「家に子供もいるのに」
「そんなに仕事でイライラするなら辞めればいいのに」
「大企業でも苦しいのだから、辞めても非難されないわ」

この発言にストイックでプロ意識の強い原田氏はカッとなった。

「無責任なことを言うな!」
「お前に経営の何が分かる!?」
「従業員だっているんだぞ!」

1948年12月生まれの原田氏が結婚したのは
およそ54歳の時。
それまでは仕事一筋の男。
経営の魅力に取り付かれ、
その面白さに半生を捧げている。
(離婚歴があるのかどうかは未詳)

同じく妻の谷村さんも音楽にすべてを賭けてきた。
アメリカに行って見聞を広めた。
途中で歌を休業したこともあるが、
それでも歌うことが好きと目覚め、
現在も音楽・トーク活動は続けている。

2005年に長男出産とあるので
原田氏とは初婚でしょう。
(彼女が40歳頃。高齢で産めるものなの?)

もし私の想像どおり
「そんなに仕事が苦しいなら辞めればいいのに」
という言葉を夫に投げかけたとしたら、
それは迂闊にも口に出してはいけない言葉だ。

もしそれが通用するならば
「そんなに生きるのが苦しいなら死ねばいいのに」
が通ることになる。

あなたの音楽は何だ?
ラジオでどんなメッセージを送ろうとしている?

リスナーに向かって
「笑顔で前向きに生きましょう!」ではないか。

お子様は男子。
社会に出れば会社での仕事がある。
イライラすることも出てくる。
その都度辞めていたら食っていけない。
そんなハンパな男性と結婚したい女性はいない。

それに家庭の中でも経済の話はすべきだと思う。
仕事や人間関係も人生における大切な話題。
オープンにすべきです。

父親も一人の弱い人間。
イライラすることだってある。
泣きたいことも叫びたいこともある。

それを察して
どんな言葉をかけたら夫が元気になるのか。
仮にも言葉と声を商売にしてきたあなたなら
理解できてもいいはずだ。

夫が一時カッとなって我に返った時、
妻が通報するのを許しているところをみると、
「悪い事をしてしまった」と
自分の不注意を反省し、
その事実は事実として受け入れている。

原田社長はおそらくお騒がせしたことによる責任で
ゴンチャを去ることになるでしょう。
離婚もあり得る。

その後の原田氏は静かに余生を過ごす。

彼を再建できるものは仕事でも音楽でもない。
唯一息子さんくらいでしょう。

私からの再建案を。

まだ学生である息子さんへの教育に
これからの若き経営者たちのために
原田社長にはどうかその余生を全力して頂きたい。

error: Content is protected !!