ボクシングはスポーツだ!!

ケンカでも暴力でも殴り合いでもない。
拳闘ですらない。

ボクシングはルールにのっとった純然たるスポーツなんだよ!!

確かに昔はグローブもつけずに殴り合った。
再起不能者や死者も出ていた。

でも今は違う。
ルールや規定がしっかり整い、
レフェリーに対する教育も施され、
完全にスポーツとして定着した。

「なぜまだボクシングは否定的に根強いているのか?」

昔気質の頭の固いおばさんだな。

「あんなものは野蛮よ」
「顔から血が出てるじゃないの」
「スポーツなら血なんか出ないわよ」
「女子ボクシングもあるの? 世も末ね」

血を出させることがボクシングでは断じてない。
相手をパンチでマットに沈めること(ノックアウト)がボクシングなんだ。
ポイントの判定で勝敗が決まることもあるが、
やはり「KO(ノックアウト)」がボクシングの美学だな。

確かに網膜剥離などのケガや
歯が折れたり、骨がはずれたりする。
でもその痛みを忘れさせるほどの感動が、ボクシングにはある。
リング上での眩い光、観客からの歓声、
強者の陶酔、チャンピオンという栄光。
(僕は単なるボクシングの1ファンです)

これは男の子にしか解らない感情かもしれない。
オスの本能『闘争心』
拳と拳とで通じあうオスとしての喜び。
おしゃべりが得意な女性には理解しがたい無言の交流。

男はな、不器用なんだよ。
意思疎通が苦手なんだよ。
感情の表現方法が下手なんだよ。
(例外もいる)
だから格闘技で分かち合うんだよ。
解るかな、この『男の世界』を。

メスが主導権を握るこの世において
(一家の財布は誰が握っている?)
男はいつも自分の中のオスと闘っているのさ。
孤独な男が拳を握り締めながら。

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