薬害エイズ事件とは何か?

血液製剤(非加熱製剤)…血友病患者が、止血するため、予防するための特効薬。
(これは“非加熱”であるためHIVウィルスは死なない)

これを投与したことでHIVに感染してしまったのである。
(政治家の川田龍平さんもその内の一人)
(全血友病患者の約40%の1800人が感染し、
その内400人以上が死亡したと言われている)

アメリカで“非加熱製剤”の『危険性』が証明された時、
日本の政府や製薬会社が素早くこれを回収し
“加熱製剤”に切り替える対策をとっていれば
被害の拡大を防ぐことはできたはずである。

しかし日本の医師はその『危険性』を患者に告知せず
(患者の配偶者にも感染「二次感染」)
製薬会社もダラダラと輸入・販売をし続けて
厚生省も何の対策も講じなかった。

国や行政、企業の『怠慢』により
“薬害”が起こったのは他にもたくさんある。
サリドマイド、薬害ヤコブ病、キノホルム中毒(スモン)などである。

もし同じような事件が起こるのであれば、
医療をめぐる構造的な問題があるはずです。
抜本的な対策を取らない限り
こうした事件はまた繰り返されることになるでしょう。

すばらしい医師や、適切な薬品に巡り合うのも
『神様の配慮』です。
一つ一つの出来事に“意味”があります。
思慮深く、内省してみてほしい。

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