中国株:耳寄りな話?

チンミンペーパー(B:200488)(H:01812)が
深センB株と香港H株に上場されている。
現在12月17日の終値は、
深セン市場のB株では3.23香港ドル(36円)
香港市場のH株では2.76香港ドル(31円)← 14%安い
同じ会社にも関わらず、なぜだか株価が違う。

日本人はB株でもH株でも買える。
中国の本土人はA株しか買えない。
香港人はB株を買えるのか分からないが、
(おそらく買えるのではないか)
(手数料が安いためにH株の方を買うだろう)
H株を買える。

「ではなぜH株はB株より安くなっているのか?」

アメリカの金融不安が原因である。
香港は世界的な金融都市。
(金融とはお金を働かせてお金を生み出すこと)
アメリカ資本がたくさん入っているし、
米ドルへの信頼もあった。
そこでサブプライムによる損害の
とばっちりをまともに受けてしまったのである。
(香港人は米不良債権をたくさん買ったってこと)
(しかも香港人は株で資産運用が好き)

早めに損害を軽くしようと(現金化しようと)
持っている株券を“投げ売り”をしたのである。
だからH株は空前絶後の“安値”を付けたのである。

同じ会社なのに株価が14%も違うのは、
どう考えてもおかしい。
(A株とB株の価格差も同じでないのもおかしいが、ここでは追及しない)

『絶対H株はB株の価格と同じになる!!』
(つまりH株は上がる)
(ちなみにチンミンペーパーしかH株とB株を発行していないと思う)

でも「B株の方がH株の価格に下がるのでは?」という疑問が出てくる。
アメリカ金融不安で損害を被った度合いは
本土人より香港人の方が格段上であろう。

チンミンペーパーは中国本土がマーケットであり、
山東省に本社があるので
会社の知名度やブランド価値やウワサは
本土人の方が知っている。
内心「買うことができるものなら買いたいよ」と思っている。

もう一度言う。
B株とH株のどちらでも買える外国人である僕らは
安い方のH株を買えるのです。

貧乏に転落した香港人はH株を買わない。
だったら日本人の我々が買ってもイイんじゃない!?

僕は今、買うタイミングを探っているところです。
(株は自己責任で)

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