『カイジ』の作者、福本伸行さんは魂の不滅を信じている。そのまま信じよ。


この16、17、18巻は読め。

この『天~天和通りの快男児』というマンガの本を読んだ。
(ヒロト氏がおすすめしていたので。
私は麻雀を知らないので手を出したくなかったが)

16、17、18巻しか読んでいないが、
「安楽死」というテーマを扱った
異質な章です。
内容は読んでもらうとして。

死は完成というのは正しい。
がゴールではない。(ゴールは解脱)
肉体に閉じ込められた小さな自分から、
大いなる自我(真我)へと解き放たれる。
さわやかな風に運ばれるように。

「生まれて死ぬ」というその間の経験はすべて、
魂にとってありがたいお土産である。
それを持ち帰ることは1つの完成であり、
この世に生まれた意味を成し得たということである。
その後は「無事で何よりお帰りなさい」という
褒美が待っていてくれる。
まさに楽園、そんな場所でくつろぐことができる。

福本さんの詳しい経歴が分からないので断言できないが、
『天』18巻を書いたのが44歳頃で、
なぜこの死生観を得ることができたのか?

私の想像では、
彼が20代半ば(28歳か)のマンガ一筋で頑張ってる頃、
栄養不良によりフラフラで倒れたことがあると思う。
(即席ラーメンとビール、せんべいでもかじってマンガと格闘だろう)
それからのインスピレーション。
18巻を書くまでの間、
長く構想を温めていたと思われる。

人は自己の死と対峙する時、生を思うのである。
優しく厳粛に。

生きるって死が必要なのです。

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