赤子が産まれるのは「まだ大丈夫」という証。

育児休暇を取得した男性社員が
その明けた2日目、
大阪へと転勤してくれと
命令が出された。
東京にすでに新居を構えていたので
「それはできない、退職するしかない。
今の仕事を整理したいし、
有給を使って次の準備もしたい」と
上司に伝えたところ、
5月末で退職しなさいと彼の意見は拒否。
有給もボーナスもないと
妻は夫の働く㈱カネカに不満をぶちまけた。

事の発端は
妻のツイートから

(以下抜粋。4月23日付スタート)

信じられない。
夫、育休明け2日目で上司に呼ばれ、
来月付で関西転勤と。
先週社宅から建てたばかりの新居に引越したばかり、
上の息子はやっと入った保育園の慣らし保育2週目で、
下の子は来月入園決まっていて、
同時に私は都内の正社員の仕事に復帰予定。
何もかもあり得ない。

上長と人事には、
組織に属している以上転勤は当然だが、
今のタイミングでは難しいから
1、2か月延ばして貰いたいと依頼したところ、
ダメと。

都の連合からアドバイス貰い、
会社の労働組合にも相談したが
人事OK出てる以上仕方ない、と。
最後、労働局に相談したら、
紛争状態になったら事業主との間に入り、
解決や助言をする事は可能、とのこと。
結局、違法ではないから、
労働者の状況を配慮し、妥当なのかどうか?を、
場合によっては指導する事しか出来ないらしい。
このタイミングでの転勤はムリだから
夫退職するしか無いと考えてるが、
男性育休とったらこうなる、という見せしめ、
事例になるのは不本意。

住宅ローン返済が始まる今月に
夫無職になるなんてまったく想定外だった。
私来月仕事復帰だけど、
子どもたち私の扶養に入れなきゃいけないな。
他にもたぶんやる事山積み。
男性育休とって
見せしめにされた夫は何も悪くないから、
夫婦協力してやっていくしかない。

ちなみに夫は日系大手メーカー勤務。
連結1万人くらいの規模、
本社で2人目の男性育休取得者で、
取得前人事からは、社会の流れから
男性育休の事例作らなきゃいけないんです、
的な事言われてた。
取ってみたら明けて2日で地方に単身赴任命令。
時代に逆行してるのか、
まだまだ本質がそこにあるのか。

せめて夫ボーナスだけ貰ってから、
と考えなくもないが、
2歳児と3か月児抱えて、
まだ完全に体戻ってない状態で、
時短じゃなくフルで仕事復帰する私ひとり、
ワンオペはたぶんムリ。
きっとムリ、てか、絶対ムリ。
お金は大事だが、正しい選択のはず。

改めて決意

夫日系一部上場企業で育休とったら
明けて2日で関西に転勤内示、
私の復職まで2週間、
2歳と0歳は4月に転園入園できたばかり、
新居に引越して10日後のこと。
いろいろかけ合い、
有給も取らせてもらえず、
結局昨日で退職、
夫は今日から専業主夫になりました。

私産後4か月で家族4人を支えます

私たちは、転勤は応じるとしても
生活が落ち着いていないので
(社宅から建てたばかりの新居に引越して10日後)
せめて1か月延ばしてほしい、
と上司にお願いしましたが、
聞き入れてもらえず。
5月16日付で転勤、は絶対。
4月23日の事でした。

仕方なく連休明けに上司に、
5月に関西転勤はできないから退職しかない、と伝え、
ただ夫はじめたプロジェクトを責任持って軌道に乗せたいから
東京で6月まではやらせてほしい、
次への準備に20日以上余った有給を
消化させてほしい、と頼んだけど、
辞めるなら5月末だから、と切られ、
ボーナス無し。

(管理人注:パタハラとは育児休暇男性への嫌がらせ)

論点いくつか。
男性育休問題→パタハラ、
共働き世帯の転勤、
有給取得、会社への忠誠、
今回人事、労働組合、
都の労働局(労基)に相談しての結果なので、
私たちは引きずっておらず
転勤内示出た時夫が
「自分を戦力として無いならここにいる意味ないしね」に同意、
お金は大事ですが、
しがみ付くよりはさっさと次へ行こうねー、
と退職決めました。
ただ、こういう結果になりましたが、
夫育休取得は貴重な時間を
家族一緒に過ごせことで全く後悔なし、
私たちの財産なので、
私たちの例が今後の男性育休取得の妨げになるのは嫌なのと、
共働き世帯の転勤でワンオペ負担を強いられる家族や、
働きたくても働けないママたちパパたちが
少しでも減ることを願いつつ、、
SNSにいる属性と日系企業の経営層の属性が
どれくらい被っているかは微妙ですが、
小さな小さな一石を投じられた?

(以上)

私がまずあなたに言いたいのは、
カネカという東証1部の大企業の社員であっても
会社の部品に過ぎないということ。
会社の命令が聞けないなら辞めろ。
代替部品はいくらでもいるから
使い捨てを平気でする。
そんなものなんだ。
だから1つの会社に依存するなと言いたい。

上記の育休男性社員は物分りの言い方で
自身を戦力外だと認識している。
退職後は「マスト」な人財になれるように
育児をしながらビジネスを学んでもらいたい。

そして日本の会社はまだまだ
育児というのは女性がやるもので
男性は外で働くものだという固定概念が強い。
つまりそれは女性は家にいろ、外で働くなと。

今の経営環境というのは
女性的な感性が全く欠如していると
絶対にお金を儲けられない。
なぜなら旦那の財布は
妻が管理する家庭が多いし、
働く女性が増えたということは
女性の可処分所得が増えたということ。
女性の機嫌を損ねると儲けられませんので。

㈱カネカはこの件で大きなミスを2つ犯した。
たった1人の育休社員にパタハラしたせいで
日本全国のママさんを敵に回したこと。
そして才能ある若い新卒が
カネカは却下だと就職先候補から外されたこと。
つまり企業イメージのダウン。
それを挽回するには
相当な時間とお金がかかりそうだ。

Wikiを調べてみると
1968年に起きたカネミ油症事件
カネカが大きく関与しているとある。
この事件を一口に言うと
毒入り食物油を販売して
1万4000人以上が被害を受け
現在も後遺症に苦しむ人がいる。

事の甚大さを知るケースとして
食物油を摂取した妊婦が産んだ赤ちゃんが
全身真っ黒で産まれ
2週間後に死亡したという。

「母体が汚染されると胎児も汚染される」

次世代を紡ぐ役割である女性の負担を
わずかでも軽減しようとする育休制度。

パタハラとは人類の未来を冒涜する行為なのです。

カネカが目指す企業像を見ると

もっと、驚く、みらいへ。

ですって。

・女性が産むことへの不安
・生まれることへの恐怖
・未来に生きることへの憎悪

カネカはこんなことをする企業を目指すつもりでしょうか。
そうではないはず。
これを機にもう一度
会社の理念や存在意義を見直してもらいたい。
(今からだってやり直せるさ)

我々は人類史のページをこうして歩いていく。

育むという果てに我々は何を得るのか得たいのか?

「カネか未来か」
「恐怖か希望か」

オギャーと泣き叫ぶ赤子が
保育器の中でスヤスヤ眠る時、
人類はまだ放棄していない。

希望を捨てるな。

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