「生まれてよかった」が本当の幸せ

漢字を語源まで遡ると、
誤解が定着していることがある。

私が頻繁に使っている”幸せ”という漢字は
実はネガティブでした。
語源は手枷(手錠)のことらしい。

藤村正宏さんの本に書くシアワセが
“仕合わせ”になっていて
私はどうしてなのかを調べたら発見できた。

なぜ幸せ(手枷をはめられている状態)を
中国人や日本人は”しあわせ”という定義にしたのか?

はめらている手枷から解放される時、
人はシアワセを感じるのだという解釈がある。

その説には少し強引さを否めないが、
それを信じるならば
幸も不幸も等価ということになる。

理不尽な束縛や規制がまかり通るこの世界。
あなたを幸せにする試金石として
どんなものであっても、
それは大いなる価値を持つ。

“仕合わせ”という意味はどうだろうか?

これは日本人独特の表現なもので
し合わせ(仕は当て字)は
し(する)という動作を合わせること。
それを別の言葉にすると
めぐり合わせ、運命という意味です。

良いめぐり合わせ(運命)
悪いめぐり合わせ(運命)

両者が交互に織りなしていくこの人生を
人が過去を振り返って感慨深げに
「あれはあれでよかったよね」
と学び肯定できること。
これが本当のシアワセではないだろうか。

ということは
手枷という運命にめぐり合った人生であっても
それはそれで素晴らしいじゃないか。

結論:幸せも仕合わせもほぼ同じ意味になる。

あなたはあなたのその人生を
最期に「すべてよし」と肯定し、
いつ訪れるか知れない死の旅支度を
今できているでしょうか?

ここでシアワセについて内省してみてほしい。
本当にそれは大切なことなのかどうかを。

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