結婚・出産・子育て・教育・仕事・家族・家庭。女性の悩みは多岐に渡る。

佐々木浩一さんのメルマガより。

(略)

オーストラリア在住の女性からいただきました。
—–
オーストラリアに来て今年で10年目
(仕事をし始めて6年目)になります。
初めは1年くらいの学生ビザで帰国するつもりが、
こちらでナースとして経験分野で働くと言う、
やってみたい思うことは叶い、永住ビザも取得でき、
日々の生活はそれほど困らず過ごせています。

ただ、こちらに友達はいるものの、
家族や親戚はすべて日本在住で、
2年前のパートナーとの婚約破棄の出来事や、
年に1,2回の日本での長期休暇後のホームシック症状の悪化、
新たなパートナーがいるわけでもなく、
当初のこちらに居る目的が達成したのではという思いから、

仕事内容や条件は日本より遥かに良いものの、
最近は時間を持て余し(このために、去年から勉強を始め、
今年に大学院を終える予定です)、
なんとなく日本にもう帰ってもいいかなと言う
気持ちになってきました。

最初の海外に来た理由が、息抜きと他の世界に
触れてみたいと言う曖昧だったかなとは思うのですが、
当初の目的が達成した後の中だるみのような生活を
している風に感じてしまいます。
すごく色々な事が学べた10年だなと思います。

佐々木さんは、人生で大きな目的が達成した時、
次の目標はすぐに出てくるものなのでしょうか?
もし、中だるみの時期があったなら、
どうやってそれを克服していったのか、
教えてもらえないでしょうか?

来年頭くらいに、すべて引き払って日本に完全帰国する、
という選択肢を最近よく考えるのですが、無謀でしょうか?
—–

ここには佐々木さんの回答は書きません。
代わりに私の感想と意見を言わせて頂きます。

この女性は日本の家族と一緒に暮らしたがっている。
本人も「ホームシック症状の悪化」と言っているし、
「日本に完全帰国することをよく考える」とも言っている。

では何をこの女性は迷っているのか?
中だるみの状態に陥って悩んでいるのはなぜなのか?

私は2つのことに解決の糸口を見つけている。
それは“推測”に過ぎないが、言わせてほしい。

まずパートナー(結婚相手)との婚約破棄、
その後もパートナーの不在。

2つ目がオーストラリアから日本へ戻ることに
「無謀でしょうか?」と佐々木さんに問うていること。

質問者の女性の家族・親類はすべて日本在住です。
その日本からオーストラリアに行った理由は、
異文化体験をしてみたかったという若者の素朴な好奇心だろう。
学生ビザとあるので20歳前後の頃だと思う。
そして10年目とあるので現在は30歳前後。

女性なら何を意味しているのか即理解できることと思う。

この質問者は結婚して出産をしたいと思っている。
それは日本で暮らすことを条件としての結婚だ。
だが彼女のいるオーストラリアではそんな男性はいない。
婚約した男性もオーストラリア現地の人で、
煮え切れない彼女の態度にいつしか我慢できなくなって
婚約解消したのだろうと思う。

「お前どっちなんだ。俺と結婚したいのか、したくないのか?」
(もちろんオーストラリアで暮らすことが前提)

「私はしたいと思っているけど、家族が日本に…」
(日本に一緒に行ってくれないかしら、やっぱりダメだよね)

本音を言えない内にすれ違いが生じ、婚約を無効にしてしまう。

30歳前後の女性ならすぐにでも結婚して子供が産みたい。
でも残してきた家族が気になってどうしようもない。
おそらく質問者には頼りになる兄弟姉妹がいないと思われる。
一人娘か。

「私がそばにいなかったらお父さんやお母さんの面倒は誰が見るのよ!?」

ナースという職業もこれを後押しする。
ナースであるならば入院患者に家族がいないことが
どれだけその患者に孤独と不安を与えるのか。
これほどそれを熟知できる職業はない。

そして最後に「無謀」と言っている。
私はここに思わず驚いた。
「逃げ」と言わずに「無謀でしょうか?」と。

通常なら煮え切れない中だるみ状態で帰国することを
「逃げ」という単語を使うのが適切だと思うが、
「無謀」という言葉を言っているのはなぜなのか?
(叶い、遥か、曖昧とあって、言葉・表現の間違いではなさそうだ)

無謀の意味…
結果に対する深い考えのないこと。また、そのさま。無茶。無鉄砲。

私は推測する。
読者は怒らずにどうか私に付き合ってほしい。

この30歳(過ぎだと思う)の女性は

「今のこの年齢の私が日本に戻って、
トントン拍子に新しい恋人がすぐにできて、
結婚して、子供を産むことは、
(既婚の佐々木さんは)それは無謀(無茶)なことだと思いますか?
できればアメリカにいる奥さんに聞いてほしい」

というメッセージを送っていると思う。
(30歳前後の女性ならこの考えを支持してくれるはずだ!!)

私が質問者にアドバイスを授けたい。

日本へ戻りなさい。
10年もオーストラリアにいて結婚できなかったということは、
この先もできない。
20代という女性の結婚適齢期であったのにも関わらずに。
日本の家族の元へ戻り、
親の元気な姿を見ながら心の平安を取戻し、
落ち着いたところで新しい職場を探し、
(ナースでなくてもいい。旅行や英会話関係でもOK)
おしゃれして、日本食に慣れ、
オーストラリアというキーワード関連で男性を探す。

もし素敵な男性が現れなかったら?

それも仕方がない。
そんな男女は日本にゴマンといる。
私もそうだ。

以上のことからも察してあげてほしい。
女性は男が思うよりも大変なのだと。

コメント

error: Content is protected !!