幸福と利益の順序を混合してはならない。

ビジネスにおいて結果とは利益のことだとされる。
利益がなければ従業員の給与が払えないし、次の成長戦略が描けないから。

『ゴーイング・コンサーン(継続企業)』

会社が存続するためには利益が必要です。

しかしながら
「会社って何の意味で存在しなければいけないのだろうか?」

結局のところ人の幸福ですよね?
利益を出さなければならないのは従業員や顧客の幸せのためですよね?
人のその幸福とはビジネスを営む過程で育まれるものですよね?
利益が出た=人を幸せにできた、ではないのだから。

何が言いたいのかというとつまり
『会社は人の幸せによって存在できる』ということなのです。

確かに利益があれば会社は倒産しない。
でも人を幸せにできなければいずれ倒産してしまうのです。
不幸にされた人がその会社を呪うからです。
良心的な従業員は辞めてしまい、顧客も遠ざかってしまうのです。

事業家ならば利益に固執してしまう。
それはそうですよ、
お金を稼ぎたいという欲によって会社経営をしているのだから。
利益を先に得ようとして顧客満足をなおざりにしてしまうことが、
まさか経営の失敗原因になるとは思いもよらないで。
(もしくは創業時に誓った夢を忘れてしまう)

経営者の方はもう一度考えてほしい。

・なぜ自分はお金を稼ぐのか?(稼がなければいけないのか?)
・どんな理念によって会社は利益を出さなければいけないのか?
・そもそも自分の会社はどのようであってほしいのか?

利益という悪魔の罠に引っかからないためにも、
どうか思いを新たに2014年を乗り切って下さい。

(注:これは2014年1月の記事です)

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