夫殺しのシャーリーズ・セロンの母 「飲んだくれ暴力夫だからといって殺していい法はないぞ」

シャーリーズ・セロンとはアメリカのハリウッド女優だ。
『モンスター』という映画で
アカデミー主演女優賞を獲得したらしい。
(私は観ていない)

Wikiによると
彼女が15歳の時、
以前から続いていたアルコール依存症の父の暴力を受け、
これは殺されると判断した母が
父(夫)を射殺するという事件が起こる。
裁判では正当防衛が認められ無罪。
その後この母は父(夫)の経営していた会社を5年で立て直す。

なるほど、悲劇の母娘のストーリーなら
観客はこの二人に味方する。

だが私は強く言う。

「殺人はどんな理由があろうとも罪なのだ」
「たとえ誰が見ても殺されて当然のような人間であろうとも」

私はこの母に刑罰を与えなければいけないと
提案しているのでは断じてない。
罰するのは私ではなく神だから。

ここで言いたいのは

「どんなバカな男だろうとあなたが自分で選んで結婚した男だよ」
(最初から暴力飲んだくれ男なら結婚なんてしないわな)

「なぜ夫がアルコールにはまってしまったのか?」
(孤独感からくるものだと思う)

「なぜ夫は暴力男に変貌してしまったのか?」
(シャーリーズが幼い頃はやさしいパパだったそうだ)

「どうして身近にいるはずの妻が夫を気遣ってやらなかった?」
「一番の理解者であるはずの妻がまるで他人を見るような目で…」
(もはや愛など欠片もなくなったのであれば離婚すればいいじゃないか)

これは私の推測に過ぎないことだが、
この夫は異国の地である南アフリカで会社を経営していた。
慣れない地でさぞかし苦難があったことだろう。
経営なんて運不運に左右されることもある。
酒でも飲んで憂さ晴らしでもしたくなる。
だが飲み過ぎた。
男が本能的に持つ獣性に火がついたのだろう。

この男は本来家族を守らなければならない責務があるにも関わらず、
逆に家族に不幸を与えてしまったどうしようもない落第夫(父)だ。
(経営者の器ではなかったということ)

それでもそんな男でも妻は夫を支え理解し再生させなくてはいけないんだよ。
自分には無理だと思うなら離婚だってしたっていいんだから。
それを殺して済ませるとは何という横暴だろう。

「気に入らぬものは削除してしまえ」
(メールじゃないんだから)

同情の余地は大いにあるが
「傲慢不遜もいい加減にしろ!!」
ほんとに反省してほしい。
(まあ後悔の心が過ぎることがあると思うが)

シャーリーズよ、
あなたが母の殺人を肯定し、
父の行ないの当然の罰だと思い続けるならば、
あなたに女の幸せは来ない。
愛する男性から愛されるという幸せは。
女優だけで生きていけばいい。
それも立派な人生だろう。

なあ、父を許してやれ、魂の平安を祈ってやれよ。
あんな弱い男でもあなたの実の父親だった人なのだから。

後記:
夫はお酒(現実)に負けた弱い男です。
自分から逃避する手段としてお酒を…
周囲の人たちも何とかすることができなかったのだろうか。

自分の弱さをどうやって認識し
強さへと変換させることができるか?

「素直になること」だと信じます。

コメント

  1. シャーリーズ母は悪くない より:

    へりくつばっか言ってる

    へりくつばっかり言ってる勝手な男の言い分にしか聞こえない。
    こんなこと言ってる男こそ幸せにはなれない。
    もちろん射殺した行為だけ見れば、決していいことではない。
    が、この母親は娘を守るためにやった行動。
    物事は原因があって結果がある。
    殺されたなくなかったら、最初っから暴力なんか振るわなきゃよかっただけの話。

  2. まめだぬき より:

    男が女としての幸せが何なのかを理解するにはあと5000年くらい必要だろう。
    種の直接生産者が負う身体的な負担を貴殿が負うことがないのなら、
    彼女達の幸福を理解することは貴殿の一生を使って考えるくらいでは達成できない。
    そうじゃないのか。

  3. 山田 直樹 より:

    まめだぬきさん

    子供を産み育てることが女の幸せではないよ。
    自分を命に賭けて愛してくれる男性の子を産み育てるのが幸せなのです。
    分かりますか?
    愛されることが女の生きがい。
    愛するよりも愛される、です。
    受け身なのです。
    (精子も受け入れるでしょ)
    でも受け身では幸せは来ない。
    これが女性性の悲しい矛盾なのです。

  4. 山田 直樹 より:

    シャーリーズ母は悪くないさん

    >もちろん射殺した行為だけ見れば、決していいことではない。
    >が、この母親は娘を守るためにやった行動。
    >物事は原因があって結果がある。
    >殺されたなくなかったら、最初っから暴力なんか振るわなきゃよかっただけの話。
    —–

    なぜ夫は暴力を振るったのかという原因は何か?
    考えてほしい。

    この母を裁くことのできる人間はいません。
    というよりも一生殺人という罪の意識から逃れられない母は
    自分で自分を裁いている。
    イエスのように「あなたの罪は許された」と言ってあげたい。
    アフリカでの事情、家庭、子育て
    この母を取り巻く環境を慮ってやれなかったことは反省ですね。

    「男は皆殺人者、女は皆売春婦」

    この意味が分かりかけてきました。

    僕が彼女であった場合でも夫を射殺してましたね。
    人間は弱いです。

  5. アフリカの子 より:

    愛する人を愛する娘の前で殺したい人間などいない

    シャーリーズが、母国アフリカ訪問した際(AIDS検査移動治療車を寄付して長年活動している)
    初めて子供達を前に打ち明けた話。
    彼女の父親は、(単なる酒乱ではなく)長年性依存症の病気だった。ゴシップから被害者を守る為、裁判所やマスコミは伏せていたのだろうけれど、彼女の母親が戦った悲惨な現場は私達には計り知れないものだ。
    そして、ここの意見のような批判攻撃にも晒され続けながら、彼女は沈黙を守っていた。しかし、この時彼女は、理不尽なエイズ被害の子供達を前にして、自身のことを語る責任を感じたと言う。
    「どのような拭いされない過去があろうと、未来は自分しだいで変えられる。酷い親だったからと理由にして逃げていたら、自分の人生は悲惨になってしまう。希望を持って、努力し続ければ、必ず道は開けるから。」と…
    南アフリカというは、ワールドカップ開催も危ぶまれたほど、世界一殺人とレイプが多い国として有名だ。極端な男尊女卑がまかり通ってるのは今も変わらない。その結果若い女子の7割がAIDS被害者なのが現実。
    世界から見たら、信じがたいほど平和な日本、礼儀正しく優しい人種、草食男子さえ容認される男性観の国…を基準に考えたら、この母親の事件は誰も正しく裁けないと思う。
    娘の前で自分の夫を撃ち殺したい母親などいないだろう。
    まして一歩間違えれば娘まで撃ってしまうかもしれないのに。
    (DiorのCMから…こんな雑談に…m(_ _)m

  6. 山田 直樹 より:

    アフリカの子さん
    >「どのような拭いされない過去があろうと、未来は自分しだいで変えられる。酷い親だったからと理由にして逃げていたら、自分の人生は悲惨になってしまう。希望を持って、努力し続ければ、必ず道は開けるから。」と…

    親というのは子供の最初の試練かもしれません。
    私は教育とは何か?にも関心があります。

    >南アフリカというは、ワールドカップ開催も危ぶまれたほど、世界一殺人とレイプが多い国として有名だ。極端な男尊女卑がまかり通ってるのは今も変わらない。その結果若い女子の7割がAIDS被害者なのが現実。

    弱い者がさらに弱い者をたたく構造。
    変えていかないと。

    >世界から見たら、信じがたいほど平和な日本、礼儀正しく優しい人種、草食男子さえ容認される男性観の国…を基準に考えたら、この母親の事件は誰も正しく裁けないと思う。

    その通り。裁ける人間はどこにもいません。
    イエスでも一人も裁いたことはないのですから。

    >娘の前で自分の夫を撃ち殺したい母親などいないだろう。まして一歩間違えれば娘まで撃ってしまうかもしれないのに。
    >(DiorのCMから…こんな雑談に…m(_ _)m

  7. あずきつね より:

    幸せの黄色いハンカチ

    漢字博士 白川静氏より。
    『幸』という字は、手かせを象形化しています。
    手かせを掛けられただけの刑罰で済んだ。幸いした。

    女性のみなさ~ん、
    黄色いハンカチで、
    不幸を拭こう!
    どう拭く?
    こうふく。

    幸福の駄洒落で御座いました。
    お後がよろしいようで・・・。

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