人は自分だけの「宿題」を携えてこの世に生まれてきた。

「宿題」を達成することが人生の目的である。

その「宿題」には「メインの宿題」と「サブの宿題」とがある。

「メインの宿題」とは“宿命”のことだ。
男であったり、女であったり、(性転換手術でも精子・卵子は作れない)
日本国で生まれたり、何年何月に生まれたり、
日本人であったり、外国人ハーフであったり、
父がDVだったり、母が娼婦だったり、
という先天的なことは自分の力では変えようがない。
それを“宿命”と呼ぶ。

「メインの宿題」は最優先でやり遂げなければならないので、
自分の力でもってしても変えられないのだ。
決定された条件に今更腹を立てても仕方がないだろう。

逆に「サブの宿題」とは“運命”のことだ。
これは自身の力でどうにでも変えられる、
決められていない人生を“運命”と呼ぶ。

結婚相手、子供の有無、住所、労働の場・・・

“運命”は人生の99.9%以上だろう。
つまり僕らの人生は僕ら自身に委ねられているのだ。
“自由に選択できる”という喜びに感謝せねばならない。

断わっておくが“宿命”とは『神』が強制的に決めたのではない。
自己の霊魂がその提案に納得して承認したのだ。
「私は霊的向上のために、この“宿命”を受け入れます」と。

“宿命”を決して『神』のいたずらと考えてはいけない。

過去を振り返ってみて
それが“宿命”だったのか“運命”だったのか迷う出来事もあるかもしれない。
でも僕にはそれを判断できる『霊力』はない。
確率論でいえば“運命”にほぼ間違いないと思うが。

この世は“運命”だらけ。
変えられないものはないと言っていい。
飢餓や貧困、病気や戦争、あらゆるものは変えられる。
あなたの気持ち次第で。

コメント

error: Content is protected !!