イエスはなぜ自分のことを“人の子”と言ったか?

当時のユダヤ教では(今は知りませんが)
唯一神が人間の上に君臨し支配するという構図がありました。
仏教のように仏様の周りを円で囲むように
人間が描かれているのとは対照的です。

もし人間が神と同等の立場に立ったとしたら
一神教ではなくなりますから
ユダヤ教を否定することになり
混乱が起きることが予想されます。
それをイエスは避けようとしたのです。

イエスの奇跡を見せつけられた民衆から
「あなたは神なのか?」という問いに
「もし私が神ならば、あなたも神ですよ」と答える。
その民衆は「とんでもない。私なんて人間もいいとこですよ」
そんなやり取りが頻繁にあったことから
イエスは自分のことを“人の子”と自称していました。
「あなたが人から生まれた人間ならば、私も人の子ですよ」と。

このようにしてイエス・キリストは
他人と自分とを同等とし、区別をつけなかった。
真に謙虚なお方でした。

日本の皆さん、
傲慢不遜な宗教者には気をつけましょう。
そいつらは全く真理が分かっていないのだから。

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