心にトキメキを与えてくれる人にお金をあげたい。

私が20代半ば頃に働いていた
職場のおばさんが話していた。
歌舞伎か何かのお芝居に出演する若い俳優さんに
“おひねり”として
札束がどんどん投げ込まれるらしい。
それも万札。
そのおばさんはなけなしのパートの収入の中から、
数千円または1万円などをあげていたそうです。

「他の女性客は何でそんな大金を持っているの?」と聞いたら
金持ちの愛人とか令嬢じゃないのと言っていた。
つまり自分で働いて稼いだお金ではない。

それでも万札というお金を投げ入れるように与えるのには
その俳優さんが自分にトキメキを与えてくれるから、
そのご褒美なのだと思う。

『女性はいつでもトキめいていたい』

数年前に『冬のソナタ』という
韓国ドラマが流行り、
韓流の火付け役となった。
私もレンタルで観た。
なぜ奥様方を夢中にさせトリコにし、
日本にブームを作ったのかその理由が分かる。

「韓国の俳優には汚れたイメージを感じさせない」

日本の芸能界にあるような
スキャンダルだの愛人だの事件だの、
ドロドロとした世界の住人ではない、
どこか空想の産物のようなピュアさがある。

女性は何歳になってもきれいなままでありたい。
おばさんであることを忘れさせてくれるような
紳士で優しい男性がそばにいてほしい。
私のオバサン化していく心と体を
“きれい”へと誘ってくれる
素敵な男性を見つめていたい。

「それに比べたらお金なんてどっちでもいいわよ!」

女性をターゲットにしたビジネスをしている人は
このことを理解してほしい。
彼女たちがどんなことをされたいのかを。
ビジネスライクでは離れてしまうが。

実はね、
男だってそんなところがあるのです。

大志をもって夢を語る純真さ、器のデカさ、度量の広さ、ひたむきさ、真摯さ、

『男が惚れたい男』

あいつは俺にできんことをやってくれてる。

「カネのためにやってんじゃねぇぞ、生きザマが問われとるんじゃ!」

どうやら本当の生き方って
お金は関係なさそうですね。
つまりお金で決定される人生はつまらないということで。

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