見下しを許してしまう正社員でなくてよかった。今つくづく思う。

パートやアルバイト、
派遣・期間契約社員を雇っている会社で働く正社員。
彼らの心に必ずよぎる思い。

「あいつら結局使い捨てだよな、かわいそうに」
「それに比べて俺は正社員。奴らよりはマシだ。ヘヘン」
「収入が少ない中で必死だろうな。カネに追われて気の毒…」

見下しの心など無いとは言わせない。
私が正社員だったとしてもそう思う。
その心の後ろめたさが虚弱な身体である私に
「辞めてしまえ」と
下痢というメッセージで届く。
精神的にもタフではない。
どんな会社で働いたとしても
私は結局パートか派遣社員になる運命だった。
特に誰も恨んでいないが。

-いじめを見て見ぬふりをしているのは
いじめに加担したのと同じ-

上記に当てはまる正社員は
家庭でどんな態度をしているのか考えてみる。
見えないいじめっ子になっていると思う。

子供に対して
「お前も勉強しないと底辺を歩くことになるぞ」
妻に対して
「家族には苦労させたくない。お前もそのつもりでいろ」

こうして失敗を極度に恐れる
挑戦できないイエスマンが出来上がる。

「上下差別」

あーあ。
俺たちみんな同じ人間なのによ、
何をそんなにビクビクして生きているんだよ。
そんなに怖いか、下に這いつくばる人生が。
上がっていくだけだろが。
何でこうなっちまうんだよ。
どんどん幸せに暮らせる世界が待っているんじゃなかったのかよ。
食うも着るも寝るも困らなくなったってのによ、
生きる余裕がギスギスになったってのはどういうことよ?
俺にはさっぱり分からねえ、誰か知ってるか、その答え。

「失うの恐れ」

俺たち裸で産まれて、
死んだら何を持っていくってのかよ。
死ねば何もかも泡の如くはじけ飛ぶ
儚いものばかり求めてよ。
何をそんなにムキになって
我がものだと言い張るんだよ。
所有ってのはどんな価値が死に与えられるんだよ。
寿命を延ばそうってのか?
苦を忘却の果てに追放したいのか?
生きるってことは苦しみだよ。
苦しみを生み出しているのは人間だよ。
何でみんな苦しみたいんだよ。

「無理解からの超越」

俺たちには心ってもんがあるだろ。
その心ってのは
何で他人を考えるようになっているんだよ。
自分のことだけで結構じゃねえか。
他人なんざ入れちゃいけねえ。
苦しいの種だからな。
でも考えちゃんだよな。
何でだろうかな?
自分の心を独占できないのは何でだろうかな?

「人類合一」

もしもよ、人間に魂ってのがあって、
死んだらその魂だけになって、
その後に魂の古里に戻るとしたらよ。
俺たちみんなその古里の仲間ってことになるよな。
そこで会った魂には何て挨拶したらいいんだい?
「いや~その節はどうもでした」
なんて会話して
嫌なことはどこに行くのだろうかね。
憎しみや恨みはどうやって晴らしてやろうとするのかね。

いつか逝くんだろがな。

「世界を動かす魂であるあなた」

どうせならよ、
この世をおもしろおかしくしてみてーよな。
笑って笑って腹痛てーほど笑って、
もう終わっちまうのかよ、俺の人生、短っ。
じゃ~なぁ、楽しかったよ、俺先に逝っているわ。
また会えたら会おうじゃないか。

ギューギュー詰めの豚小屋生活はもうご免だよな。
下らぬ世間を気にして生きるのはアホだよな。
世界はそんなに狭かったっけな?
俺の進む道は自分で決めてもいいだろが。
俺は愉快にやりたいだけなんよ。

「愉快痛快極楽天国」

俺はみんなで愉快に生きたいだけよ。
死んだ先よりも愉快にしたいだけなんよ。
そんなことは夢の話ってことかい?
俺は寝言を言っているのかって?
冗談じゃねーよ、俺は生きてる内に愉快になるのさ。
愉快に笑って腹よじらせて死ぬのさ。
俺はそうと決めたんだ。
悪いか?

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