出版社は売れる本を出版したい。
なぜなら売れなかった本は
委託販売だから返品されて
在庫の山になる。
何とかして売ろうとしても
本は定価で売らないといけない決まりがある。
(再販売価格維持制度)
だから最後は焼却廃棄という手段を取る。
自分で製本して自分で廃棄するのは
何という辛さだろう。
電子書籍なら在庫や廃棄というものはない。
なぜなら購入者のみにダウンロードすればいいから。
(供給が無限にできるのもいい)
よって今後は紙媒体の本は
縮小するのは既定路線です。
私なら紙媒体の出版社には絶対に就職しません。
まして新出版社を起こすなんてとんでもない。
ここで在庫のない電子書籍の出版社なら
儲かるのではないかと考えてはいけない。
なぜなら今や情報コンテンツは
音声や動画が選ばれる時代だから。
テキストよりも。
私は以前に
本を売ることがいかに難しいかを書いた。
2012年12月の記事だが
その考えは今も変わっていない。
本屋よりもラーメン屋の方がまだ儲かる。
(頑張ればの話だが)
出版社によると
10万部売れたらベストセラーだと言う。
通常初版で3000~5000部が各地に配布される。
日本に1億人以上いて
たったのそれだけしか売れないという販売予測。
弱気な業界ですね。
就職するなら強気な経営をしている会社がいい。
ですがそれはピーク時であったらいけない。
なぜなら頑張っても仕事しても
給料が増えていかないから。
とすると今はまだ目立っていないが、
いずれ世に普及するようになる
商品やサービスを提供する会社で働こう。
その方が収入アップの可能性が高い。
もちろん出世だって。
「では何がこれから世の中に普及するのか?」
それは本を読んで勉強しよう。
本を読まない大勢にあって
ただ本を読むだけで
彼らよりも有利に立てる。
就活は面接の練習ではなく、
まずは読書から。
読書量が高まると
会社とその経営者の良し悪しが分かる。
起業も視野に入るようになる。
「こいつらバカじゃねのか」って。