正社員と契約社員の処遇格差も撤廃せよ。

ポテトチップスのカルビー株式会社
会社出勤せずに在宅での勤務もOKにした。
なぜそれを許可したのかというと
優秀な人材を確保したいからだそうだ。
ということは既存の社員は
それほど優秀ではないということだろう。

私はやってダメなら撤回すればよいと思う。
いろいろ試してみればいい。

ところで私は岐阜県各務原市在住だが、
この求人を見たことがある。
そこには契約社員募集とある。

多様な働き方を認めるのはいいが、
契約社員ということは
正社員よりも待遇が悪いはずだ。
ボーナスは少ない、退職金はない、
契約期間が終われば解雇できる。
雇用側にとっては使いやすい労働力ですね。

もしカルビーが成果主義を掲げるなら、
正社員とか契約社員という身分には意味がない。
その身分格差を認めている以上
それは成果主義に反している。
偽りの経営方針です。

それに成果というのは目に見えない活躍もある。
数字上に表れない成果は判断に苦しむ。
だから成果主義一辺倒は危険をはらんでいると思う。

会社に利益をプラスした人がいる。
彼は成果を出した。
反対に会社がマイナスにならないように努力した。
(例えば服装を注意する、清掃をきちっとやる、など)
彼女の成果はどう考えるのか?

ついでに褒賞で社員のやる気を釣るのは愚行。
なぜなら褒賞が出ないことはやらなくなるから。
(例えばクレーム処理)
これを採用する会社はダメな会社の典型です。

以上のことを考えると
「カルビーは終わりの始まりかもしれない」

私は松本晃CEOにアドバイスする。

正社員の給与を下げてでも
契約社員の処遇を改善せよ。
その垣根を作るな。
能力により給与の差はあってもいいが、
すべては同じ従業員として一括りに考える。

それをするとどうなるか?

異物混入などによる自主回収の件数が確実に減る。
なぜなら「会社が困る=自分も困る」から。
(家族経営とはそのようなものだ)

ポテチはおいしいので松本社長に
ビジネスで成功するにはどうすればいいのか?
の秘訣を特別に教える。
一口に言えば
「応援してくれる人をいかに増やすか」
に尽きると断言する。

顧客から
従業員から
取引先から
株主から
融資先から
地域社会から
メディアから

契約社員から応援されてますか?

(以下記事抜粋)

在宅勤務、毎日でもOK カルビーが4月以降に新制度

朝日新聞デジタル 2/3(金)

カルビーは4月以降に、自宅など社外で勤務する「テレワーク」の上限日数(週2日)を撤廃する。制度上は毎日テレワークが可能になる。多様な働き方を認めることで、優秀な人材を確保するねらいだ。

いまの制度では、前日までに上司の許可を得れば、週2日まで自宅で勤務できる。社員は配布されているノートパソコンで仕事をし、翌日上司に成果を報告する仕組み。勤務場所は自宅に限られている。

新制度では日数の上限をなくすことに加え、自宅以外のカフェなどでの勤務もできるようにする。ただ、実際には「顔を見て話しあう必要もあり、週1回程度は出社することになるだろう」(幹部)という。

対象はパートや工場勤務の人を除き、契約社員を含めた入社3年目以上の社員になる見通し。会社側が勤務時間をどう把握するかなど制度の詳細や実施時期は今後詰める。同社首脳は「会社が求めるのは成果。働き方改革をしないと会社はよくならない」と話す。

朝日新聞社

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