「新型インフルエンザ」の罹患者はなぜ皆若者なのか?

注:これは2009年5月の記事です。

藤田紘一郎教授の言葉を借りて、
僕なりにその原因を考えてみる。
先進国の若者は“清潔な環境”で育っているから、
細菌による『免疫力』が極めて弱い。
だから「新型インフルエンザ」にかかりやすいのではないか。

50、60代の方はこのインフルエンザにかからず
10、20代の若者のみがかかってしまうのだから。
(今のところの日本人感染者は高校生のみ)

それでは赤ちゃんや幼児のように10代よりも免疫力がない人、
これはどうなのか?
時間が経ってみないと断言できないが、
おそらくこれから発症者が確認されていくのではないかな。
外に出ることが少ないゆえに、感染しにくいとも考えられるが。

以前、女性お笑い芸人が「結核」にかかった。
彼女に関わる周囲の人には感染報告はない。

結核は体の弱い栄養不良な貧乏人がかかると言われていた。
貧乏であった昔の日本ではよく流行っていたそうだ。
(日本の著名な作家や平成天皇陛下、
京セラの稲盛さんも結核にかかり治療をした)

藤田教授によると
1980年に根絶したはずの「結核」が今台頭してきているそうだ。
「なぜだろう?」
これは“清潔社会”とは関係がないかもしれない。
だが『免疫力』がないことが
「結核」増加に寄与していることは間違いないだろう。

・運動不足による体力の低下
・ファストフードなどの食生活、
・都市化による人間疎外社会

「結核」もまた先進国に共通する
『免疫力』低下社会が生み出す疫病の一つとしていい。

ストレスのない清潔な社会が理想だとする考え方に、
ここでもう一度疑問符をつけてもらえたらいいと思う。

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