これから生き残る経営者は、魔術的魅力がないと。

戦後のモノ不足の時代は
「安い原料を買って、いかに付加価値の高い製品を作るか」であった。
(これを『製造業の時代』とでも言おうか)

ある程度モノに困らないところまでいくと
「いかに安く仕入れて、高く売るか」に変わる。
(『小売業の時代』)

平成の現在のようにモノがあふれるくらいになると
「いかに精神的満足を感じてもらうか、喜んでもらうか」になっている。
(『サービス業の時代』)
(モノではなくコトだな)
モノがあふれ、モノの優劣がつきにくい日本において
モノの価値がどんどん下がってくる。
(安売り合戦がいい例)

でも人間って、
何か物足りなさを感じ、
何かを欲しがるようになるんだよ。
何を?
“心の満足感”が欲しいのさ。

ではどんな満足感を求めているか?
そこは《人間の本質》を1から勉強しないといけないな。

モノの価値が下がると人の価値が上がり、
(人間豊かになると欲望が先走って、道徳が廃れるんだよ)
(いつの時代でもどこの世界でもそう。歴史が証明している)
サービス業、すなわち“人間性”が幅を利かせる時代になる。
経営者はそこを理解していないと生き残れない。
結局人間を理解している人の勝ちだってことになるがな。

・安く作ってもダメ。
・安く売ってもダメ。
・サービスを行なう人間もパッとしない。
(怠けたいのが人間の性)

それならばいっそ従業員に
安くても働いてくれる会社にするといい。
(人件費はきついでしょ?)
安い給料で高い能力
(高生産性・高販売性・高サービス)を発揮してもらう。

『つまり従業員のやる気を給料で釣ってはいけないんだよ』

『安い給料でも喜んで働いてくれるそんな会社にすること』

これが今の日本企業が生き残る唯一の道。
私はそう断言する!!
経営者はそんなことができる“魔術”を持たないといけない。
(社長業はサービス業の根幹)
(社員は社長のマネをするからね)
(社員も喜ばせられない経営者が、どうしてお客を喜ばせられる?)

「どうしたら従業員に安く働いて頂ける会社にできるか?」

俺が教えたる!!
そんなの簡単だよ。
『会社を“天国”にすること』なんだよ。
天国のような会社とは、
もちろん働いていて“楽しい”会社のことだ。

※具体策
1、男女協働の職場にする。(社内恋愛・社内結婚OK)
(男はかわいい女にイイとこ見せたくて頑張る)
(女はイイ男選びができて燃える)
2、従業員の家族も交えて催し物をする。
(食事会、飲み会、運動会、映画上映、旅行…)
3、アルバイト・パートの階級はない。
(ボーナスは等しく払う)
(「ここで働いていると差別されないぞ」)
4、ノースーツ、ノーネクタイ、ノーブラック(黒色は暗いでしょ?)
(夏はTシャツでいいんだよ。省エネだし。水着でもいいぞ)
5、失敗を責めない・怒らない。
(やる気が失せるから、次から何もしなくなるよ)
6、デキる社員にはお金の代わりに勲章ボタンを贈呈する。
(そのボタンが虚栄心をくすぐって、やる気が出る)
7、病気やけがの従業員の家族がいれば、お見舞い金を与える。
(もちろん入院者や介護者にも)
(これで仕事に打ち込みやすくなる)
8、託児所を社内に作る。
(子供を持つお母様方も貴重な戦力になってきたの)
9、その他があれば教えて下さい。

会社を娯楽施設にすることができれば、
もう赤字なんてサヨナラだよ。
なぜって、楽しいから。
夢中になるから。
しかもお金ももらえる。
いいじゃない? 働くことが楽しいって。

「おもしろ・おかしく」と某社長は言ったが、
社長だけがおもしろ・おかしくでは話にならない。
そこは取り違えないようにしてね。

では全国の社長さん、明日も仕事、頑張って!!

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