会社の“意義”とは何か?

先日の『カンブリア宮殿』という番組で
出演した社長が言っていました。

「人にとって幸せとは何か」の答えは4つある。

1、人に愛されること
2、人から褒められること
3、人の役に立つこと
4、人から感謝されること

このうちの2~4の3つが
“会社”の中で満たすことできる。
だから“会社”とは
人間にとって“必要な場所”なんだということです。

だったら“家庭”という場所はどうなんだ?

1以外は家庭の中ではなかなか実行されないもの。
どうしても家族だからということで甘えてしまうからね。
同じ環境で育ったから当たり前になっている。
でも家の外の社会に出てみると、
通用しないことがたくさん出てくる。
違う文化を持つ者同士がぶつかり合って磨き合うのだ。
これは『学び』になりますよね。
拡大していく自分の世界のすべてが『学び』になりますよね。

日本のほとんどの人々が
経済的つながりを持たなくては生きていけない。
つまりお金を稼がなくてはいけない。
だからどうしても“会社”に勤めなくてはならなくなる。
そこで2~4の『根本的人間の欲求』を満たすように働くようになる。
2~4は『根本的欲求』なの?
そうなんです。
これがつまり『人間の幸せ』となっているのです。
お金ではないんですね。
人から褒められて役に立って感謝される。
『人間の幸せ』ってこんなに単純なんだよ。

別の角度から言わせてもらえば、
給料なんて少なくてもいい!!、
従業員を褒めて褒めて感謝していれば、
会社の役に立とうとするんだよ、労働者はみんな。

日本の社長さんへ、
まず部下を褒めようよ。
そして自分の会社で働いて頂いてありがとうと、感謝しようよ。
それだけでいいんだよ、社長の役目は。
給料をたくさんあげるだけが能ではないんだよ。
「給料少なくて悪いな。絶対上げていくから頑張ってくれよな」
「君らの頑張りにかかっているからな」
「こんな会社でよく働いてくれているね。ありがとな」

そして≪夢≫を熱く語ろうよ。
「俺はこの会社を○○で困っている人に役立つ会社にしたいんだ!!」
「世界には○○で困る人ってたくさんいるだろ?」
「そんな人たちを助けたいんだ。みんな手伝ってくれ!!」

こんな経営者は50年前の日本にはウジャウジャいたんだけど…
今はサラリーマン社長で創業者社長は少なくなっているからね。

どうなっちゃうんだろ、日本は。
本当に拝金主義がはびこる日本になると思うよ。
恐ろしい世の中ですよ。
価値基準がお金になるとね。
何とかみんなに気づいてほしいな。
1~4が一番大切だってことを。

補足:会社名と社長さんの名前

大山泰弘(おおやま・やすひろ)氏
日本理化学工業 会長

粉が出にくいチョークを作っているそうです。
儲かるのかな?
このデジタルの時代に…

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