デザインにおける留意点の1つです。

与沢翼氏の2冊目の本です。

この本のデザインにはある欠点があります。
デザインに関わる人は常識かもしれませんが。

与沢さんのこの本のデザインは
下降イメージなのです。

「右肩上がり」という言葉がありますが、
「左肩上がり」とはあまり聞きません。

株のチャートでも左から右へ
何かの折れ線グラフでも左から右へと書かれます。
どうしてそう書くようになったのかは分かりませんが、
多くの人間の利き手が右だからというのが
関係するのかもしれません。

あなたは、ムンクの「叫び」
という絵画を知っていると思います。

中央の口を大きく開いているのは
画家ムンク本人で
後ろの二人は友人だそうです。

この二人がどちらの方向に向かっているのか分かりませんが、
右の人はムンクに近づき、
左は離れていくように見えますが
どうでしょうか。

この絵の中の橋は
左の中央から右下に向かって伸びています。
右下がりですね。
(肩ではないですけど)

もし仮にこの橋を左下から
右端に向かって描いていたらどうでしょうか。
(つまり橋の向きを逆にすると)

そうすると何だか上昇的なイメージになりませんか?

与沢翼氏のこの本のタイトルは
左上から右下に向かって配列されている。

逆にすればよかったのにね。

黄色の表紙はいいと思います。

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