6月 172015
 

注:この記事は2012年8月の記事です。
現在はこの会社を退職しています。

私事ですが、高齢者向け給食の会社で時給800円で働いています。
(事業拡大中ですが、倒産の危機でもある)
機械化されている部分もありますが、 やはり手作業が多いです。
だからクレームも多いです。(配送ミス、数量ミス、異物混入など)
しかもそれが減っていかない。
(これが倒産の芽です。食中毒が出たら怖いよ)

「なぜクレームが減らないのか」という原因。

時給で働いている人はしょせん使い捨て
愛社精神はない。
クレームがあっても平気。

そこで私は社長に提案しました。

(以下)
『食中毒(倒産)回避の唯一の方法=業績連動給』

XX社長様

前略。
お世話になっています。第?課で働かせて頂いておりますナッキーと言います。
毎日働いていて気付きました。
「この会社は食中毒で営業停止になる」と。
(もしならなければ僕は会社を辞めます)

・クレーム件数の多さ
・それが減っている傾向にすらない
・それを知りながら平気でいる従業員
・関東エリア進出で仕事量が増加している=衛生面でのチェックがおろそかに
(愛知工場の稼働が来年ですので、今年の夏が一番食中毒の発生で危ない)

御社のビジネスモデルが「高齢者向け施設への食事サービス」ですので、
身体の弱い高齢者にとって食中毒は死亡事件になる可能性を秘めています。
そうなったら御社は殺人会社の汚名をかぶることになります。
(業務上過失致死は懲役5年以下もしくは罰金100万円以下らしいです)
そうならないように願ってこれを書きました。
どうか最後までお付き合いを。

現状機械化できるところは機械化しているのですが、それでも手作業が多い。
多くの人の手を介すということは細菌の混入発生の危険性が高くなることを意味します。

「どうすれば食中毒を防げるか?」

・愛社精神の醸成(従業員の「この会社がつぶれてしまったら困る!!」という意識)
・機械化(すでに導入済みですね)
・衛生意識の教育を浸透させる(食品会社で働いている自覚を持たせる)
・細菌チェック機能の増強(これもすでにしていますね)

一番の原因は『愛社精神の欠如』でしょう。
もし愛社精神があればクレームを減らすような対策や行動が起こるはずです。
必ずクレームは減少するはずです。

「なぜ愛社精神が持てないのか?」の原因

1、給与体系が不平等
2、パート・アルバイトは臨時雇用に過ぎない=【使い捨て】
3、社会保障の不整備(私も入っていません。会社が儲かれば全従業員に加入させることができます)

「愛社精神を持たせるためにはどうすればいいか?」の方法

すべての従業員を正社員にすればいい。
しかし人件費を考えるとそれは不可能です。それは分かります。
それであれば今の正社員の給料をアルバイト(時給800円)並みに減らせばいい。
(ひと月13~15万円くらいの計算になるかな。ちなみに大阪の最低賃金は時給786円)
これで不平等はなくなります。
会社の人件費も軽くなります。

でもそれでは生活できないと言う方も多いですね。
そこで『業績連動給』の導入を実施するのです。

会社の業績(収益)と個人の給料を連動させる
★メリット

・自分の頑張りが会社の利益に直結し給料の多少を決める。(収入=自己責任)
・会社の収益の変動による固定人件費の軽減(=経営リスク軽減)

★デメリット
・導入食前には多くの正社員が辞めるでしょう。混乱します。
でもやる気のある人間だけが居留まるということになります。(メリットです)

≪すべての従業員が平等な給料≫ それも不平等です。
それは個別能力給として別に付加させないといけません。
その詳細はここでは書きません。

※業績連動給(全体給)と個別の能力給(個別給)の導入しかこの会社を救えない。
本気でそう思っています。

食中毒事件を起こして会社を倒産させるか、
今すぐ経営システムを改善するか、
経営者は厳しい選択の岐路に立っています。

余談かもしれませんが、
日本のマーケットが過当競争に陥る前に
中国市場への進出も視野に入れないといけません。
日本だけに留まってはなりません。
そうなれば本当に優秀な人材がたくさん必要ですよ。
(事業売却もいいと思います)
ご精読ありがとうございました。
(以上)

この提案の社長から返答は
「よく文章がまとまっていていいですね。細菌チェックは保健所も褒めて下さるほど充実してます。もし何かもっと提案があれば遠慮なくどうぞ。ご褒美も出しますよ」

それからあとの今でさえもクレームは減っていません。
大腸菌も検出されたらしいです。
社長は何も分かっていませんね。
愛社精神がどれほど経営に大切なのかを。

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