ヒロト氏の講義PDFから。「なぜ進化せずにはいられない? 恐怖を感じるほどに」

ヒロトさん、なぜ進化することにそれほどこわだるの?

「この世に生まれてきた意味なんてないんだと思うんだけども、せっかく生まれてきたんだから、時間を無駄にしないで、精一杯この人生を謳歌して死のうよ」

生まれてきた意味がないとするならば、
時間を無駄にしてもいいわけだし、
精一杯生きなくてもいいではないか。

「進化が行われなくなったら、人生終わりだと思っています。死んでいるのと同じだと感じています」

生まれた意味などないのだと結論があるのなら、
どれだけ進化しようが人生は終わっています。
「生きている=死んでいる」のですから。

「人類が生き延びてきたのはこの進化を繰り返しているからでしょう」

生きることに意味がないならば、
人類は滅びてもいいではないですか。
人類を存続する意味がありません。

大きな矛盾に気づいて下さいね。

なぜ人は進化・向上を絶えず願い、より良い人生を歩みたがるのか?

人の内部には魂があり、
それは絶えず「神でありたい」という願望を抱いているから。
人間の感情も理性も本能も肉体も、
魂のその声に衝き動かされている。
「このままでいる俺はアニマルと同じじゃないか!!」
「なぜ神と合一できずにいるんだ? 苦しい、嫌だ!!」

人の魂は、アニマルから脱し進化した。
人であるということは
神により近づいたという感激が高ぶっている状態であり、
それはより進化を求め、
より感動を味わいたいがために、
進化なしでは気が狂うほど
人生を愛していることを意味する。

哀しいかな、
人の多くは自身が神の化身であることを忘れ、
人生の浮き沈みに我を委ね、
束の間の快楽に溺れている。
進化とは裏腹に、
アニマルだった頃を懐かしんでいる。
アニマルからの卒業を誓ったはずなのに。

だがしかし、人間ヒロトは今、神の道をひた走っている。
前へ前へと。

もう彼が振り返ることはないだろうと
私は傍らで見守っている。

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