「アンタたち、生命にぶら下がっておいて何カッコつけてるのさ、冗談じゃないわよ!!」 ミンクの毛皮を着た女優の胸の内。

動物愛護団体がミンクの毛皮を着た女優に向かって抗議する。

「よくも抜け抜けとそんな毛皮着れるわね!?」
「いたいけな動物の皮をはぎ取ってかわいそうに」
「自分のエゴのために、何て人なの、恥を知りなさいよ!!」
「あんたがそんなのを着てるから女性がみんなマネするんじゃないの!?」

ミンクとはアメリカに生息するイタチ科の動物。
北海道でも輸入して養殖しているそうだ。

その上質な柔らかい肌触りと軽い着心地で
女性のハートをつかんでいる。
(俺も女にプレゼントしてみたいぜ。でも高い)

過激な動物愛護団体の中には
薬品をかけて止めさせようとする者もいる。

そんな中でも浩然とミンクのコートを着て
(ワニ革のバックもおまけに)
黒いベンツから颯爽と登場するアメリカの女優。

「アンタたちだってダウンのコートを着てるんじゃないのさ」
「牛革のベルトだって。何でそこは抗議しないのよ」
「それにね、アンタたち牛や豚を自分の食欲を満たすために何のためらいもなく食らいついているじゃないの?」
「ミンクだけが特別なのかい?」
「アンタらおかしくって逆に笑えない、フン」

生きとし生ける者の犠牲によって成り立つこの世界。
そのどうしようもない世界を仏教では“娑婆”という。
娑婆の中で生きている我ら。
犠牲者たちに感謝もないのは悲しいことよ。
それこそ人間たちの恥と知りなさい。

『生きるために殺す』(それを“業”と言う)

生きるために命を頂戴する。
生かすために命を布施する。

一時も感謝の心を忘れてはなりますまいぞ。

コメント

  1. 人間愛護団体 より:

    すべらない話

    アメリカの名優ロビン・ウィリアムスは、
    動物愛護精神の人から何度も水をぶっかけられます。
    それはまた、どうして??
    彼の体毛が動物の毛皮並みなのです。
    はい、
    もちろん、
    これは、彼の自虐話です。

    彼の名誉の為に、
    彼の名演した映画をひとつ紹介しておきます。
    『今を生きる』。
    教師を志望する方、将来を悩める学生さん、
    是非是非、観てください。
    絶対おすすめです!

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